会社などの組織の中で、少しでも上の地位に就きたいと強く願う人がいます。
あるいは、社会的により高く評価される立場になりたい、成功して権力を手にしたいという欲求が強い人もいるでしょう。
ここでは、そうした出世欲の強い人に注目し、どんな特徴があるのか見ていくことにしましょう。
1.人からの評価を気にする
出世欲の強い人は常に正しい自己評価をするように心がけています。
自己評価が高すぎると、慢心や油断が出てしまい、それが出世するためにマイナスになってしまうこともあるでしょう。
逆に自己評価が低すぎても、自信をもって仕事に取り組むことができなくなり、
やはり出世の妨げになることもあるでしょう。
ですから、できるだけ正しく自分を評価しようとするわけですが、
出世欲が強い人がもっとも気にしているのは、実は他者からの評価です。
例えば、会社の中でいくら出世したいと思っても、上司など、
上の人から高く評価されなければ、地位をアップすることはできません。
人から能力を認められ、人柄を評価されて初めて、上の地位に就くことができます。
そのことをよく知っていて、人からの評価を常に大いに気にしているというのが、
出世欲が強い人の特徴ということになるでしょう。
2.負けず嫌い
負けず嫌いというのも、出世欲が強い人の大きな心理的特徴です。
例えば、同じ会社に入った同期を「友人」というよりも「ライバル」という目で見ます。
競争心が強く、何をするにも人に勝ちたいと考えますから、同期はぜったいに負けたくない相手にほかなりません。
相手はそんなふうに思っていなくても、同期を出世競争のライバルとみなし、競争心を燃やすのが、出世欲が強い人です。
その点で、出世欲が強い人は、常に自分を人と比べるという特徴があるということもできるでしょう。
組織内で出世を目指す場合、用意されているポストの数は決まっていますから、
人より先にそのポストに就くため、常にライバルと自分の能力や実績を比較するのが、出世欲が強い人です。
3.自己目標を設定している
言うまでもなく、出世欲が強い人には向上心があります。
出世を実現するためには人から高い評価を得なければなりませんが、
そのためにはどうしても、人より優れた能力、実力を身につけなくてはなりません。
つまり、常に「もっと力をつけたい」と願い、そのための努力を怠らないのが、
出世欲が強い人と言うことができるでしょう。
具体的に言うと、高い自己目標を設定し、その目標をクリアするために最大限の努力をします。
例えば、営業の仕事をしている場合、上から課せられたノルマをクリアすれば、それで満足と言うことにはなりません。
人の決めらノルマを達成出来たら、さらに上のノルマを自分で決めて、
それをクリアしようとするのが、出世欲が強い人です。
4.自己顕示欲が強い
人よりも上に行きたい、人の上に立ちたいと思っている出世欲が強い人には、
「自己顕示欲が強い」という特徴もあります。
人に対して自分をアピールしたい、人から注目されたいという欲求が、普通の人よりもずっと強いのです。
欲求が強いだけではありません。
実際に自己顕示能力が高いことが多く、人に自分をアピールすることが上手です。
簡単に言うと、「目立ちたがり屋で、目立つことが得意」というのが、出世欲が強い人の特徴ということになるでしょう。
5.エゴイストの一面もある
自分が願う出世を果たすためには、ライバルを蹴落とす必要も、時には出てくるでしょう。
出世欲が強い人は人脈を大切にするものですが、
人を利用して上にあがろうとするシーンも出てくるに違いありません。
人脈を大切にするのは、あくまでも自分の出世のためです。
つまり、出世欲が強い人は、自分にとって利益があることを常に考えているという、エゴイストの一面もあります。
出世欲がある人について、主な特徴を5種類、紹介しました。
身近にそういう人がいるなら、その人のことを知るための参考になさってください。
また、自分が出世欲があるという場合は、当てはまる項目がどれだけあるか、チェックしてみてはいかがでしょうか。