ある程度の規模の会社になると毎年春に新入社員が配属されてきます。
先輩社員たちから見ればフレッシュで謙虚な新入社員を期待するものですが、最近は先輩社員の想像の上を行くモンスター新人が増えてきています。
ここではそんなモンスター新人の特徴をご紹介します。
1.公私の区別がやたらドライ
先輩社員達から真っ先にあげられるモンスター新人の特徴は、公私の区別がはっきりしすぎていてやたらドライなことです。
もちろん最近は労働条件や残業など労働環境についての見直しが叫ばれています。
しかしモンスター新人の場合は先輩社員から見て「そこまでドライにならなくても」と思うような行動が多いです。
仕事中の雑談を振っても「プライベートなことは仕事には関係ないので話しません」と、断られたり部署で歓迎会を提案しても「残業代が出るなら行きますがそうでなければ行きません」と、自分自身の歓迎会ですら断ったり、参加しても渋々だったりします。
2.無駄な自己主張が激しい
モンスター新人の中には仕事と関係ないところで無駄に自己主張が激しい新人がいます。
例えば入社初日からツルツルテカテカのスーツに茶色いとんがった革靴で現れたり、ヘアスタイルの規則がないからと言って金髪を貫いたりと、周囲から見ればそういう自己主張は仕事で一人前になってからすればいいのにというようなファッションです。
そのようなモンスター新人は、新人だからまずは周囲に合わせて行動するという概念があまりないので、仮に先輩社員や調子が指摘して注意したとしても「服装の規則はないから自由ですよね」とあっけらかんとしています。
3.連絡はメールかLINE
モンスター新人の特徴でよく聞くのが、上の世代と比べて電話や直接の会話を使わないことです。
会社を休む、仕事上の相談など重要なことは直接電話で話したり顔を突き合わせて話し合うというのが上の世代では暗黙の了解ですが、モンスター新人の世代ではそうではません。
「文字で残した方が記録になるでしょう」と言って目の前に上司がいるのにメールで連絡や報告をしたり、LINEで報告を済ませます。
合理的思考しか頭にないので、「こう、やっぱり大事なことは直接口で伝えた方が…」と説得しても「え、何でですか?メールで十分なのに」と全く理解されません。
4.先輩や上司に対して上から目線
モンスター新人は先輩や上司に対してなぜか上から目線で接します。
先輩に対してタメ口で話したり、新人なので自分自身も全く実績がない事柄に対してズケズケ意見を言ったりします。
もちろんフレッシュで率直な意見は大切なのですが、上司が職務上の命令をするたびに「それって僕がやる必要あるんですか?」「それは今日やらなくてもいいですよね」と、いちいち口答えして上司を呆れさせます。
5.やたらと打たれ弱い
モンスター新人の上で説明したような会社に馴染んでいない言動を、上司や先輩社員としては少しずつたしなめて会社に馴染ませたいと考えます。
しかしモンスター新人は注意されたり厳しくされることに慣れていない場合がありやたらと打たれ弱いことがあるので注意が必要で、それもまた厄介なモンスター要素です。
ごく普通に注意されただけなのに泣いてしまったりそのまま会社に来なくなってしまったり周囲から見れば「え、それだけで?」どう思うようなことが多々あります。
6.すぐにパワハラ扱いする
モンスター新人は、新人なら誰でも経験するような上司や先輩からの、注意、アドバイス、ちょっと難しい仕事などがあるとすぐに「それってパワハラじゃないですか?」「パワハラを止めてください」と過剰反応します。
指導する側にとってもそれでパワハラとして人事部に訴えられてとばっちりを食いたくないので、だんだんとそのモンスター新人に対しては腫れ物に触るような扱いになってしまい、職場でも持て余されてしまいます。
いかがでしたか。
モンスター新人が増えている理由はやはり新しい価値観が生まれつつあり、その中で上の世代とジェネレーションギャップが起こっているからだと考えられます。
モンスター新人が自分の初心者に入って来た場合は、上の世代の常識が新人の世代にも通用するとは過信せず、まずその新人が何を考えている顔上の世代の側で理解するのが、お互い分かり合う近道です。