毅然とした態度を取る方法5個

最終更新日:2016年5月3日

「気弱な性格のために毅然とした態度を取れず、いつも相手の言いなりになってしまったり、

相手から軽く見られててしまう」、そんな悩みを持つ人は少なくないでしょう。

そんな悩みをお持ちの方に是非実践していただきたい、

相手に対して毅然とした態度を取る方法をご紹介します。

1.相手の目を直視して話す

毅然とした態度を取るポイントは、相手に自分の意志の強さを伝えること。

そのために最も有効なのが「目の力」です。

相手の言いなりになってしまう人にありがちなのが、相手の目をしっかり見て話すのが苦手ということ。

視線を逸らしながらおどおど話すような人は、まちがいなく相手から軽く見られ、舐められてしまいます。

まずはそこを改善しましょう。

例えば、相手から無理な頼まれごとをされてそれを断る時や、仕事上の大切な交渉をする時は、かならず相手の目をしっかり直視して話すのです。

相手をにらみつけるような怖い表情を作る必要はありません。

仕事の交渉などの場合は、そんな表情がマイナスに作用してしまうこともあるでしょう。

表情は穏やかにして、ただ、目の力だけを強く意識します。

相手の目をしっかり見て話す、それだけで、相手に与える印象はまったく違ってくるはずです。

2.「ゆずれないこと」を認識する

頼まれごとを断れなかったり、相手の言いなりになってしまう人は、すべてを相手都合に合わせてしまっているわけです。

自分の気持ちを隠し、すべて相手にゆずってしまうために、人から舐められてしまうと考えていいでしょう。

それを改めるために必要なのが、「ゆずれないこと」をしっかり認識することです。

ポイントは、細かいことにはこだわらず、絶対に守るべきボーダーを見極めること。

枝葉末節については、相手にゆずってあげてもいいでしょう。

しかし、「これだけはゆずれない」と思うことについては、はっきり断るようにします。

毅然とした態度の取れない人は、こうした認識を持つことができず、つい何でもかんでもゆずってしまっているに違いありません。

ぜひ、自尊心を大切にして、「自分にとってゆずれないこと、ゆずってはいけないこと」を認識するようにしましょう。

3.嫌われることを覚悟する

相手に「NO」と言えない人には、八方美人的な心理があります。

特に積極的に好かれようという意識はなくても、嫌われることを怖れて、なんでも「YES」と答えてしまいます。

それを改め、毅然とした態度を取れるようになるためには、その意識を変えなければなりません。

自分の中にある八方美人的な心理を反省し、相手から嫌われることを怖れない気持ちを持つようにしましょう。

あなたにめんどうな仕事や嫌なことを押し付けようとしたり、あなたを舐めてかかるような人から嫌われても、なんの問題もないはずです。

「嫌われて、かえって良かった」ということも、大いにあり得るのではないでしょうか。

4.自分の意見や認識に自信を持つ

毅然とした態度を取るには、自分の意志を貫くだけの心の強さが必要になります。

その強さを生んでくれるものは「自信」しかありません。

ぜひ、自分の考え方や感じ方、抱いている意見などについて、自信を持ちましょう。

例えば、相手から無理な依頼をされて、それを断る時はこのように考えるのです。

「そんなことを依頼する相手はまちがっている。

それを断るのは、当然のこと。

人間として自分はまちがっていない」と。

5.声量を意識し、ゆっくり話す

小さな声で早口で話す人と、大きな声でゆっくり話す人とでは、どちらが相手に威圧感を与えることができるでしょうか。

答はもちろん、後者の方です。

そして、そうした威圧感や堂々した印象が、すなわち「毅然とした態度」につながるのです。

ですから、毅然とした態度を取りたいと思うなら、いつもよりも大きな声で、意識的にゆっくり話すようにしましょう。

それだけで、相手があなたから受ける印象は、まったく違ってくるはずです。

今回は毅然とした態度を取るための方法を、5種類紹介しました。

意識を改革する方法もありますし、表情や話し方を変えることによって、相手に与える印象を改めるという方法もあります。

自分にとって無理のない方法から、試してみるといいでしょう。