他人に流されやすい人の特徴4個

最終更新日:2016年10月2日

すぐに他の人に流されてしまう、自立心に欠けた人が少なくありません。

「自分」というものがしっかり確立されていない「流される人」にはどんな特徴があるのでしょうか。

今回は他人に流されやすい人の特徴についてご紹介します。

1.自分の意見や判断に自信がなく、臆病

自分の意見や判断能力に自信があれば、簡単に他人に流されるということはありません。

人がどう言おうと、たとえ、周りの人がすべて自分と違う意見であったとしても、

そうした流れに乗ることなく、自分を押し通すことができるわけです。

流される人は、それとは逆です。

自分に自信がないために、人の意見やその場の雰囲気、流れに従ってしまいます。

「自分は判断を間違えることが多い。

ミスもしょっちゅうする。

そんな自分の意見を通すよりも、人の意見に従った方が間違いない」と考えます。

そこには、失敗を怖れる臆病な心理が隠されていると考えていいでしょう。

また、流される人は多数決に従うことが多いのですが、ここにも「孤立を恐れる臆病さ」があります。

つまり、多数派に入り、流れに乗ることで安心感を得ようとするのが、他人に流される人の心理的特徴と言うことになるでしょう。

2.失敗した時には、他人のせいにする

そのように他人に流されたために、良くない結果を生むことも少なくありません。

他人の意見が正しいとは限りませんし、その流れが間違った方向へ進むことも多いものです。

では、結果として失敗したり、マイナスの結果が出た場合、流される人はどう考えるのか。

「失敗した原因は他人にあると考える」というのが、その答えです。

人に強要されて、他人に流されたわけではありません。

あくまでも自分の意志で、「人の流れに従う」という判断をしたわけです。

ですから、そのために悪い結果が生じたなら、「そういう判断をした自分が悪い」と考えるべきでしょう。

ところが、他人に流される人は、人の意見に従う判断をした自分を責めることはしません。

そうした自分の判断には注目することなく、自分が従った他人に責任を押し付けてしまいます。

つまり、ある意味で「自分に甘い」というのが、他人に流される人の心理的特徴と言っていいでしょう。

3.こだわりがなく、考え方が柔軟

自立心の強い人には、えてして「頑固」という傾向があります。

「自分はこう思う」と考え、「自分はこうする」と判断したことに対して強いこだわりがあるために、

よほどのことがない限り、その意見や判断を変えることはありません。

その点、他人に流される人は、簡単に自分の意見や判断を変えることができます。

正反対の意見に流されて、容易に自分の意見を変えてしまうのが、流されやすい人の特徴です。

それは、一見、悪いことのように思われますが、逆に、「こだわりがなく、考え方が柔軟」と見ることもできるでしょう。

一つの考えに固執することなく、常に柔軟に考えて人の意見を取り入れ、

流れに従うことができるのが、流されやすい人です。

4.空気が読め、協調性がある

もう一つ、他人に流される人のプラス面の特徴を紹介しておきます。

それは、協調性があるということ。

これも、自立心の強い人と比べてみると、わかりやすいでしょう。

自立心の強い人は、どうしても「自我」を通そうとするために、人と衝突する機会が多くなってしまいます。

その点、他人に流される人は、人を優先し、人の意見を尊重し、自分の意見を変えますから、そうした衝突がないわけです。

常に人のことを気にしているのも、流される人の特徴。

そのため、その場の空気を読むのが得意で、雰囲気に溶け込むことが上手です。

それは、「他人の顔色をうかがう」という欠点にもつながりますが、

それは裏を返せば、「他人の心を読むのがうまい」ということになるでしょう。

他人に流される人の特徴を紹介しました。

一般的に、「他人に流される」というのは、マイナスに評価されます。

確かに、欠点であることはまちがいありませんが、実は、プラス面の特徴もあります。

参考になさってください。