他人に期待ばかりする人の特徴4個

最終更新日:2017年4月21日

他人に期待を寄せる人がいます。

「自分はあまり他人に期待しない」というタイプの人からすると、

どんな心理から他人に期待するのか理解できないということもあるでしょう。

ここでは、他人に期待する人にはどんな特徴があるのか、見ていくことにしましょう。

1.お人好しで他人を信用しやすい

他人に対して期待を寄せるには、

「この人ならきっとやってくれるに違いない」という気持ちになる必要があるでしょう。

つまり、その相手に信頼を寄せ、その人の能力や性格、

人がらを信用することができなければ、期待を寄せることはできないわけです。

ということは、他人に期待を寄せる人には、「他人を信用しやすい」という心理的特徴があると考えることができます。

人に対してポジティブな見方をし、多くの人に対して「きっと私の期待に応えてくれる」と考えるのが、

他人に期待する人の心理と言うことができるでしょう。

人を信用しやすいお人好しの面があるわけですが、そのお人好しなところが災いして、

人から不利益を受けてしまうことも少なくありません。

しかし、不利益を受けることがあっても、それを相手のせいにしない人の良さが、他人に期待する人にはあります。

2.淡白な性格

「あまり他人に期待するべきではない」という考え方をする人も少なくありません。

というのは、「きっとやってくれるだろう」という期待は、しばしば裏切られることがあるからです。

人間は、人にかけた期待が裏切られれば、当然不快な思いをします。

自分から他人に期待をかけるようなことをしなければ、そんな不快な思いを経験することもなかったわけです。

他人に期待する人も、期待することが多い分だけ、期待を裏切られる経験も多くなると考えていいでしょう。

何度も期待を裏切られているにも関わらず、それでもなお、他人に期待するのは、性格が淡白だからです。

期待が裏切られてがっかりすることはあっても、その気持ちを長く引きずることはありません。

「まあ、しょうがない」と諦め、気持ちをリセットすることができるのが、

裏切られても他人に期待を寄せる人の特徴ということになるでしょう。

3.人への依存心が強い

「他人に何かしてもらおう」あるいは、「自分にとってプラスになることを、他人はしてくれる」と期待するわけですから、

他人に期待する人には「人への依存心が強い」という心理的特徴があると考えていいでしょう。

自分の力で問題や課題を解決していこうという意志が弱く、すぐに人の力を当てにしようとします。

例えば、仕事で困った問題が起きたとしましょう。

そういう時、自分一人で何とか解決しようとはせず、同僚や先輩、上司などのサポートを期待してしまうわけです。

「きっと、まわりの誰かがなんとかしてくれるに違いない。

同僚なのだから力を貸してくれるはずだ」と考える依存心の強さが、

他人に期待する人の大きな特徴ということになるでしょう。

4.独善的なところがある

最初に紹介した「お人好し」という特徴と、イメージがかなり異なるでしょうが、

他人に期待する人には「独善的」という特徴もあります。

と言うのも、他人に期待を寄せる人は、「相手の立場に立って考えよう」という意識がないからです。

人から大きな期待をかけられた場合、その期待の大きさがプレッシャーになってしまうということもあるでしょう。

つまり、人から期待されることが、精神的なマイナスになってしまうこともあります。

他人に期待する人には、自分が期待することで、

相手にプレッシャーをかけてしまっているかもしれないという意識はまったくありません。

人に期待すること自体が、「良いこと」だと信じて疑わないのです。

相手にとってよくないことかもしれないという反省をしない、

独善的なところがあるのが、他人に期待する人のマイナスの特徴ということができるでしょう。

他人に期待する人の特徴をまとめると、

「お人好しで淡白な性格だが、依存心が強く、独善的な一面もある」ということになります。

あなたの近くにそういう人がいるなら、その心理を把握するための参考になさってください。