ありがた迷惑な行動をとる人の特徴4個

最終更新日:2017年3月19日

人に対して良かれと思ってしたことが、その相手には、

かえって迷惑に感じられることを「ありがた迷惑」と言います。

おせっかいな人がやりがちな行為ですが、

ありがた迷惑な行動をとる人にはどういう特徴があるのでしょうか。

1.自己愛が強い

ありがた迷惑な行動をとる人は、「人に対して良いことをしてあげよう」という意識を強く持っています。

人間にはそうした利他的な精神が誰にでもあるものですが、それが強いのが、ありがた迷惑な人の特徴ということになるでしょう。

では、そうした意識がありながら、どうして相手には迷惑に感じられる行動になってしまうのか。

その原因は、「自己愛の強さ」です。

実は、ありがた迷惑な行動をとる人は、表面的には「人のため」という意識を持っていながら、

その裏には「自分のため」という、もっと強い意識が隠されているのです。

つまり、人のためになることをすることで、「そういうことをする自分は素晴らしい」という満足感を得ようとしているのが、

ありがた迷惑な人が持っているもっとも強い心理と考えていいでしょう。

自分のことが大好きなために、「利他的なことをする自分」を認識することで、

その自己愛を大いに満足させているのが、ありがた迷惑な行動をとる人です。

2.サービス精神旺盛

その心理的目的が、自己愛の満足ではあっても、ありがた迷惑な人には「サービス精神旺盛」という特徴があります。

つまり、人を喜ばせよう、人を楽しませようという気持ちを強く持っているのです。

その心理が顕著に表れるのが、人に対するプレゼントでしょう。

例えば、「これ、田舎から送ってきたからおすそ分け」と言って、食べ物などを人にあげることをよくやります。

その食べ物が相手の口に合わない場合や、

その量が多すぎて処理に困るという場合に、その好意は「ありがた迷惑」になるわけです。

ありがた迷惑な行動をする人は、「人に何かをプレゼントすること」で、持ち前のサービス精神を満足させているのです。

プレゼントすれば、相手はお世辞でもお礼を言いますから、「贈ってよかった」と思うわけです。

3.社交的で人間が好き

ありがた迷惑な人は、社交的な性格の持ち主です。

人に対してありがた迷惑な行動をとるには、自分から積極的に相手をコミュニケーションを取らなければなりません。

逆に言うと、引っ込み思案で人と接することが苦手な人は、やろうと思っても「ありがた迷惑」な行動をとることはできません。

つまり、自分から積極的に人とコミュニケーションを取ることができ、

社交的で人間と接し、関わることが大好きというのが、ありがた迷惑な行動をとる人の特徴ということになるでしょう。

4.相手が迷惑していることにまったく気づかない

「自覚がまったくない」というのも、ありがた迷惑な行動をとる人の、大きな心理的特徴です。

あくまでも善意から、相手のためを思って人に良くするわけですから、相手が迷惑をしているなどと、夢にも思っていないのです。

最初にも説明した通り、自己愛が強すぎるために、自分の善意を絶対ものと信じて疑いません。

相手は喜んでいると信じ切っているのです。

人からありがた迷惑なことをされた時、遠慮してその申し出を断ることがあるでしょう。

先ほどの例で言えば、「田舎から送ってきた食べ物のおすそ分け」を、辞退するケースです。

その場合、「遠慮しないで。たくさんあるんだから」という言い方を、ありがた迷惑な人はよくします。

つまり、こちらにしてみると、迷惑だから断っているのに、「遠慮している」と解釈するのが、ありがた迷惑な人の特徴です。

相手の迷惑にまったく気づかないため、そのような迷惑行為を繰り返すわけです。

ありがた迷惑な行動をする人について、その心理面の特徴を4点、紹介しました。

その自覚ががないのが、ありがた迷惑な人の大きな特徴です。

気づかないうちに自分が人にそのような行動をとっていないか、セルフチェックしてみてはいかがでしょうか。