日本人には平和ボケしている人が多いと言いますが、
平和ボケとは一体どのような状態を指すと思いますか。
その例はいくつか有りますが、ここでは特に指摘されることの多い特徴を取り上げてみましょう。
1.夜に普通に出歩いている
日本ではたとえ若い女性で有っても、夜に出歩く人が大勢います。
繁華街に遊びに行く人もいますが、塾や仕事に向かう人もいます。
中には子どもで有っても、夜間に外出する事があるでしょう。
この夜に出歩くと言う行動は、外国ではあまり見ない行動です。
なぜなら夜は暗がりで人目につきにくい故に、犯罪に巻き込まれる危険が高いからです。
なのに日本人は平気で夜道を歩くので、平和ボケしていると言えるでしょう。
2.カバンや携帯電話を置いて席を移動する
また外国では置き引き被害が多発しているために、絶対に貴重品を放置したまま席を外す事はありません。
仮に放置したまま席を外した場合は、荷物を取られたとしても文句が言えない状況となるでしょう。
けれど日本は置き引きされるという事があまり無いので、荷物の管理に対する意識が低くなってしまいます。
そのため荷物で席取りをしたり、荷物に対する扱いが雑になります。
国内だけならまだ問題は無いですが、外国に行った時も同じように荷物を置いたままにしてしまう人はかなり平和ボケしてるでしょう。
3.社会情勢より芸能人のスキャンダル
芸能人にはスキャンダルが付き物ですが、そのスキャンダルばかり気にしている人は平和ボケしています。
世の中には社会情勢等もっと気にしなくてはならない事があるのに、赤の他人である芸能人の心配をしているからです。
不倫に女遊びにギャンブル等は確かにあまりイメージの良い物では有りませんが、社会的な影響はごくわずかです。
なのにそんな些細なばかりを、気にかけているのならそれは平和ボケしています。
4.武器を持ったら平和じゃ無くなると考える
日本は今まで武装しないでいましたが、近年は「安保政権」という法案が浮上しました。
そしてこの法案に対して等、武器を持つ事を批判的に考えている人がいます。
武器を持ったら戦争に巻き込まれる等して、平和が維持出来ないと思っているのです。
しかし武器を所持していないのは日本が攻撃をしないというだけで、外国から攻撃を受けないとは限りません。
ゲームやスポーツでもルール違反やインチキをする人がいないとは言い切れ無いように、
日本が戦わない意思を示しているからといって攻めて来ないとは言いきれないのです。
それに武器を持つ事や持た無い事よりもその武器をどう使用するのかが大切で有り、それが平和へのカギです。
それなのに武器さえ無ければ一安心だと考えてしまうのは、平和ボケしているという事になります。
5.話せば分かり合えると信じている
それから何か問題が生じた時に、話し合えば分かってもらえると信じるのも平和ボケしている人の特徴です。
確かに話す事で理解を得られる事も有りますが、
世の中には色々な人がいるので全員が全員自分の意見に共感してくれる保証は有りません。
いくら説得しても、全く取り合ってもらえ無い事も有ります。
特に何らかの事情から罪を犯す人は、そう簡単に説得には応じてくれないでしょう。
10人の人がいれば10人の考えがあるのが当たり前なのに、
絶対に分かり合えると根拠の無い自信を持つ事は平和ボケしている証です。
いかがでしたか。
平和ボケに関するいくつかの特徴をご紹介しましたが、平和ボケというのは平和の期間が長いからこそ起こる事とも言えます。
そして平和が長ければ、その分落ち着いて生活出来る時間も長くなります。
世の中には民間人が普通の生活を送る事の出来無い国も多いですから、
もう少し危機感を持たなくてはなりませんが平和ボケしているとする考え方の全てが悪いとは言えないでしょう。