他の人と比べて特別能力が低いわけでもないのに、たくさんの人が見ていたり仕事上の重要な場面だったりプレッシャーがかかる場面でついつい失敗してしまったり本来の力を出せない人は多くいます。
もしかしたら皆さん自身もそうだと感じているかもしれません。
ここではそんなプレッシャーに弱い人の特徴を紹介します。
1.恥ずかしがり屋
プレッシャーに弱い人は元々の性格が恥ずかしがり屋です。
大勢の人の前で話したり、自分がプロジェクトの代表者など重要なポジションにつくと当然他の人からは自分に注目が集まります。
恥ずかしがり屋な人は自分が注目されているというだけで恥ずかしくなって照れてしまいそれだけで本来の能力を発揮できなくなってしまいます。
さらに注目されればされるほどこの後説明するように、失敗したらどうしよう、失敗したらもっと恥ずかしい目にあってしまうと言うことで頭がいっぱいになって、本来注意を払うべきところがおろそかになってしまいます。
2.相手の心情を深読みしすぎる
プレッシャーに弱い人は相手の心情を深読みしすぎる傾向にあります。
ビジネスシーンの大事な商談で自分がプレゼンをしながら、クライアントが伏し目がちだったら自分のプレゼンに呆れているのではないか、クライアントがまっすぐこっちを見ていたらプレゼンの内容に不満で起こっているのではないか、など相手に聞いたわけでもないのに心情を深読みしてしまいます。
ほとんどの場合は心配し過ぎなので普通にプレゼンを終えれば全く問題がないのですが、プレッシャーに弱い人は相手が何も入っていないのに心情を深読みして勝手にしどろもどろになってしまって却って悪い結果を招きます。
3.失敗のイメージに取り付かれる
プレッシャーに弱い人は責任感が強い人です。
大事な場面で自分が中心になることが決まったら、出来る限り綿密な準備を念入りに行います。
頭の中がそのことでいっぱいになるので結果的にはイメージトレーニングを繰り返している状態になります。
しかし物事は考えれば考えるほど心配な点や、失敗する可能性など色々な懸念事項が浮かんできます。
一生懸命準備をすればするほど、クライアントが怒り始めたらどうしよう、大勢の聴衆がみんなあくびをしていたらどうしようという、自分の声が裏返ってしまったらどうしようと、失敗した時の事を繰り返し考えるようになります。
結果的に失敗のイメージに取り憑かれてしまうと本番でも同じ失敗を却って繰り返すことになります。
4.プレッシャーがあるといつもと違うことを試す
プレッシャーに弱い人は、それまでの自分の経験や事前に練習してきた通りの行動をすればうまくいくところを、本番で違うことを試してしまうため失敗する確率が高くなります。
確かに場面ごとに相手の反応を見て臨機応変に対応を変えるのは有効なことですが、慣れるまで自信がなければ練習で丸暗記した通りに行動するのが一番無難なものです。
例えば結婚式のスピーチを頼まれた時に、事前に紙に文章を書いて面白いジョークまで交えて誰もいない場所で準備を繰り返していたとします。
それなのに当日になって列席者の顔を見て緊張して、紙に書いてあるのと違う内容をアドリブで話したり、ジョークを端折ったりします。
結果的には却って慣れないことをしてスピーチが思い通りにいかない可能性が高いです。
いかがでしたか。
このようにプレッシャーに弱い人は根が真面目で完璧主義な人であると言えます。
プレッシャーがかかる場面で失敗してはいけないと思っていろいろ考えすぎるのでそれが本番では裏目に出てしまいます。
逆に言えばぶっつけ本番、当たって砕けろ精神の人は準備不足という欠点はありますがプレッシャーには強いのです。
その辺りのバランスは難しいところですが、自分がプレッシャーに弱いことを自覚した上で本番のプレッシャーを考慮した準備をすることでだんだんとプレッシャーに強い人になることができます。