犬は最も身近な存在で、その性格は人に懐きやすいといった所が挙げられます。
しかし中にはそんな犬が苦手だ、犬が嫌いだという人もいるのです。
そんな人は身近にも探せば多くいます、その人が悪い訳ではありませんが、
トラブルにならない為にも犬嫌いな人の特徴を知るのは大切です。
今回は犬嫌いな人の特徴についてご紹介します。
1.犬を飼っている人のマナーが悪いので犬が嫌いという場合
犬を飼っている人の中には、ちゃんとマナーが守れていない人も存在します。
例えば一番多いのが散歩中です。
電柱や公園の植木におしっこやうんちをする犬は多いですが、悪質なのは人の家やお店の壁面、道端にそれを放置する飼い主です。
おしっこやうんちをしてしまうのは犬の生理現象ですから叱れませんが、家を出る前にそれらを済ませておくのも大切です。
そして、もしも犬がそれをしてしまった場合は、例えばおしっこだったら水をかけて流しておく、臭い消しスプレーを吹きかける事が大事です。
うんちの場合はちゃんとゴミ袋に入れて持って帰りましょう。
こうした公共のマナーを守らない飼い主が多いから犬が嫌い、という人もいるのです。
2.幼い頃に吠えられる等のトラウマから
犬は人好きな性格が多く、遊んでほしいからとわんわんと吠えてみたり、靴や足、手を甘噛みしたり、追いかけてしまう事があります。
しかし、子供の頃に自分より大きい犬にそれをされてしまうと、犬に悪気はなくてもトラウマから犬嫌いになる場合もあります。
犬にしてみれば遊び相手になってほしいから、好きだからという理由でも、こちらにしてみれば「また怖い思いをしたくないから」という事もあります。
犬が口をちょっとでも開くと鋭い牙が見えますが、あれを怖いと思う大人も結構いるのです。
「犬には全然悪気はなくて甘えてるだけだから」と注意をせず犬嫌いの人を責めるように言うのも、余計犬嫌いに拍車をかけてしまう事もあるでしょう。
3.忙しない所が苦手
犬の鳴き声、遠吠えが耳につく、煩いと思ってしまう人もいます。
犬好きな人からすれば「これは甘えている声」「これは遊んでほしい時の声」と聴き分ける事も出来ると思います。
しかし犬嫌いな人からすると、全てが同じ「煩い鳴き声」に聴こえるのです。
そして突然飛びついてきたり、走り回ったり、そういった忙しの無い所が苦手だと言う人もいます。
散歩中にリードをぐいぐい引っ張って歩いている人の足元に来る犬、これは飼い主にしてみれば可愛い光景でしょう。
しかしそこで注意せずにおくと、車の前や自転車の前にも飛び出してしまう犬もいます。
こういった忙しなさから犬嫌いな人もいますから、おしっこやうんちのマナーと同様にしつけはちゃんとしてあげましょう。
4.犬アレルギー
動物アレルギーにも、犬の毛だけに反応する人もいます。
そのアレルギーの度合いは人によって違い、触ったり毛が付着すると症状が出る人、近くにいるだけで症状が出る人と様々です。
「ただくしゃみが出るだけ、鼻水が出るだけなんだから」と我慢を要求する人もいると思いますが、本人からすると「それだけでも苦しい」のです。
もっと重い症状の人だと、呼吸困難になってしまう程ぜいぜいとしてしまう場合もあります。
これは犬は悪くはないのですが、犬に近づくだけでそういった症状が出てしまうので、犬嫌いにならざるを得ません。
犬が好きな人の中には「犬嫌いな人の考えはあり得ない」と思ってしまう人もいるでしょう。
しかし犬嫌いになるには、やっぱりそれだけの理由が存在しています。
犬嫌いだからと言って人格が破たんしている訳でもなく、それぞれの悩みから犬嫌いになってしまいます。
ですから決して犬嫌いの人を責めるのは止めてあげましょう。