人間は生きていればいろいろな失敗をすることがあります。
その中でも思い出したくないような経験のことを苦い経験をすると例えて言います。
そんな苦い経験をする人の特徴についてご紹介します。
1.向上心がある人は苦い経験も多い
苦い経験をしてしまうことは誰にでも考えられることですが、
その頻度が多い人はいろいろなことに挑戦していたり、向上心が高く、目指す目標が高い人などに多いと言えます。
基本的に、何かに挑戦したりもっと上を目指したりなどという気持ちがなければ大きな失敗に出会うこともありません。
日常をただ淡々と決まった流れのもとに生活するのであれば、そもそも苦い体験をする可能性も低いのです。
そのため、向上心がある人は苦い経験をより多くする可能性があります。
2.新しい領域や分野に踏み込む人である
何でもそうですが、新しい発見や素晴らしい研究を発表する裏側には、
それと同じくらいの大きな失敗があるのが普通です。
それこそ何年、何十年かけて研究をしたり会社を立ち上げたり、人と違うことをするためには、
人の何倍もの努力と思い出したくもないような苦い経験をしています。
しかしその苦い経験が基礎となり、その後の素晴らしい功績になっていることも事実です。
特に先駆者などがいない分野においては、その人のが第一人者であるため、
多くの苦い経験をしていることが考えられます。
よく失敗は成功の基と言いますが、そうしたたくさんの失敗が大きな成功へとつながっているのです。
そうした意味においても、新しい領域や分野に踏み込む人は苦い経験をする人であると言えます。
3.後先考えないで行動する人
これをしたらその後どうなるかを考えない人は苦い経験をする人が多いです。
これは子供でも大人でも当てはまることですが、これをしたらその後ケガをしてしまうなどの危険察知能力や、
これを言ったら相手にどのような思いをさせてしまうかを予測する能力などが欠けていると、その後トラブルが起こります。
危険察知をすることができないと、大きなケガや事故にあい、まず自分自身が痛くて辛い思いをすることとなります。
不意の出来事であれば別ですが、飛ぶべき場所でないのに飛んだり、
登るべき場所ではないのに登ったり、
ルール違反や自分自身の不注意により起こった事故で苦い経験をすることになってしまいます。
行動以外でも、相手に言った一言で会社や趣味などで所属しているチームにいられなくなってしまったり、
人生が大きく変わってしまうような苦い経験をすることになる場合があります。
ちなみにこのタイプの人は、こういった後先考えない行動を何度もとってしまうので、
苦く辛い経験をすることが多い人であるといえます。
4.度胸がありメンタルが強い
苦い経験をする人にはいろいろなタイプの人がいますが、単純に度胸がある人が多いと言えます。
失敗を恐れないで挑戦できる人や、失敗は怖いけれども、
そこから得られるものがあることを知っているから試したい人など、
苦い経験を結果的には進んで受け入れることができる、度胸と精神力の強さを持っている人です。
多くの苦い経験から、ちょっとしたことでは動じない度胸と少しのことでは落ち込まないメンタルの強さを得ています。
現代ではこの度胸とメンタルの強さが欠けている人が増えているとも言われているので、
苦い経験を避けてばかりでは人間として強くなっていけないといえるのかもしれません。
苦い経験をする人は、挑戦心と向上心があり、度胸と精神力の強さを持っている人が多いことがわかりました。
苦い経験を避けて通りたいと誰もが思ってしまうものですが、その苦い経験以上の成果を得られることもあります。
生きていく上で失敗はつきものです。
苦い経験をする人は学んでいることも多く、より豊かな人生と生きているのだといえます。