学校でも職場でも、空気を読んで行動できない人はいるものです。
「この雰囲気の中でそんな発言ができるとは無神経な…」と思わせる人がいたとすれば、その人こそ「空気の読めない(KYな)人」です。
彼らには共通する性格的特徴があり、それが周囲と温度差を生じる原因とも言えます。
今回は空気が読めない人の大きな性格的特徴を5つご紹介します。
1.自己主張が激し過ぎる
空気の読めない人の多くは自我が強く、折々にして自己主張が激し過ぎます。
自分の意見=正しいという勝手な思い込みがあるため、他人の意見に耳を傾けることはほとんどありません。
というより、そもそも聞いていないのです。
なぜなら聞く必要がないと信じているからです。
複数で会話をしていても、常に自分が会話をリードしていなければ落ち着かないため、
次から次へと話題を振りますが、話の中身が面白みに欠けているため、「1人ではしゃいでいる」ように見られがちです。
しかも、本人はそのことに気が付いていないケースがほとんど。
空気の読めない人が暴走を始めたら、「またか」と諦めてそっとしておきましょう」下手に注意をすると逆ギレされて面倒なことになるかもしれません。
2.極度の聞き下手
空気の読めない人は、基本自分が話すことで一生懸命なので他人の話を聞いていません。
ですから、会話に合わせて相槌を打ったり、場の雰囲気に合わせて表情やジェスチャーを変えたりすることが苦手です。
そのため、「この悲しい空気の中でなぜ、ニヤニヤしているんだ…」という状況が頻発します。
また、メールや電話のやり取りも最後までしっかり読んだり聞いたりできていないことが多いので、ちゃんと理解したかどうか確認する必要があります。
時には、相手の話を自分に都合良く曲解していることがあるので、注意しなくてはいけません。
このように、空気が読めない人は極度の聞き下手ですが、だからといって話し上手でもありませんので、人間関係の構築に苦労しています。
3.一般常識が欠けている
空気の読めない人は、決して人間性が劣っているわけではありません。
しかし、折々にして世間の一般常識と異なる言動が見られます。
強すぎる自我のせいで、マイルール=一般常識と認識しているケースが多いのです。
ですから、「普通なら、このような状況では○○する」という考え方は彼らに通用しません。
彼らは自分たちのやりたいように行動し、それこそが「普通」だと思っているからです。
空気の読めない人と行動を共にする時は、突拍子もない言動に備えておくことが大切です。
4.なぜ自分が周囲から敬遠されるのか理解できない
「自分は空気が読めない(KY)人間だから、申し訳ない」と言う人がいますが、このような人は真のKYではありません。
なぜなら、本物の空気が読めない人とは、自分が空気の読めない人間だとはこれっぽっちも気づいていないものだからです。
まれに周囲の人間に指摘されることがありますが、そのことをまず認めません。
そしてさらに自我を強めてしまいます。
せっかく「もうすこし空気を読んだら」というアドバイスもネガティブな作用しかあたえないので、
やはり「この人はこういう人だ」と諦めてそっとしておいた方が良いかもしれません。
空気が読めない人は、なぜ周囲の人間から自分が敬遠されるのか理解できず悩むことがあります。
5.冗談が通じないことが多い
空気の読めない人は、言葉の裏に隠された思惑や、感情、冗談などを読み取る力に欠けています。
言葉は字面通りの意味として捉えるので、軽い冗談のつもりでかけた言葉に傷ついたり、怒ったりすることがあります。
良い意味では真面目な性格ですが、悪い意味では頑固な堅物です。
ほとんどの人がただの冗談だと気づくような発言でも冗談だと気づかない場合があるので、配慮が必要な時があります。
このように、空気の読めない人は厄介な性格的特徴を持っています。
彼らは、決して場の雰囲気を意図的に破壊しようとしているわけではないのですが、折々にして他の人たちに悪い印象をあたえてしまう要因を作ります。
しかし、彼らの性格を改善することは非常に難しいので、彼ら自身に何か期待することは難しいでしょう。
むしろ、彼らの言動を予測し、即フォローできるだけの余裕を持って接するようにした方がベターではないでしょうか。