笑い方には幾つかの種類があり、それぞれに特徴があります。
中でも引き笑いをする人は、他の笑い方にはない心理的な特徴を持っています。
そこで、引き笑いをする人の心理について紹介します。
1.本心ではない
本心から笑う場合は、息を吐き出して笑うため引き笑いになりませんが、心理的に違うことを考えていると本心から笑えないため引き笑いになります。
ただ、常に引き笑いをする人は笑い方が身に付いているため、心理による影響というよりも癖に近い現象です。
本心から笑う時は普通に笑えて、本心ではない笑いの時のみ引き笑いになる人は心理的な影響を受けています。
心理状態で笑い方が左右する人は、心の中を隠せないタイプのため、引き笑いをする人は素直な心の持ち主でもあります。
逆に、心理状態に左右されないタイプは、引き笑いをすることはなく常に一定の笑い方をします。
2.緊張している心理
リラックスする際は深呼吸をするように言われますが、息を吸う引き笑いはリラックス状態の真逆の行為です。
真逆の行為をする理由は、心理的に緊張している可能性が高く、筋肉が硬直して引き笑いをする人になります。
人間は極度の緊張状態になると、普段出来ていることも出来ないケースがあり、引き笑いは心理的に緊張している現れです。
ただ、引き笑いが癖になると緊張していない時も引き笑いをするので、必ず緊張しているとは限らない点があります。
普段普通に笑える人がいきなり引き笑いをした場合は、緊張している可能性はかなり高くなります。
笑い方が変わるタイプは心理を隠せない傾向があり、考えていることが周りにバレやすい特徴を持っています。
3.焦りの心理
焦りの心理状態だとなんとかしないと、という考えが常に働きだし行動も落ち着かなくなります。
落ち着かない状態は、緊張時同様に普段の行動ができなくなり引き笑いをするケースがあります。
焦りやすい人は焦りの心理になりやすく、落ち着かない状態が継続すると笑う時は引き笑いになり、心理とは無関係に引き笑いをする人になってしまいます。
引き笑いになりやすい人だから引き笑いをする人になるとも言えて、心理的に落ち着いていられるタイプは引き笑いをしない傾向です。
焦るとミスが増えるという人は、心理的に弱い可能性があるので、引き笑いをする人になるケースがあります。
また、周りの雰囲気を盛り上げたいという時も焦るため、ぎこちない行動をしたり引き笑いをする傾向があります。
4.早く話をしたい心理状態
今話をしている内容とは別の事を話したい時は、早く話をしたい心理状態になりそわそわし始めます。
そわそわすると頭は早く話したいという考え一色になるため、知らない間に引き笑いをしています。
頭の回転が速い人に起こりがちな特徴で、会話と心理のバランスが崩れて引き笑いをする人になり、引き笑いをしてでも話したい心理を優先します。
また、早く話をしないと忘れてしまうという焦りから引き笑いをするケースもあり、いづれにしても焦るタイプは引き笑いをしがちです。
早く話をしたい心理状態になる人は、おしゃべりなタイプが多く話しを聞く人間ではないという特徴があります。
その為、引き笑いをする人に話をしても心理は別にあり、内容をしっかり聞いていない可能性があります。
5.深く考えている心理状態
真面目な人は深く考えている心理状態になりやすく、息を吐く普通の笑い方をしない傾向があります。
例えば、笑っていい内容か分からないで笑うと失礼になるのではと考え、引き笑いで遠慮がちに笑います。
一般的な人は、深く考えないで笑いたい時に笑い、笑いたくない時には苦笑いをします。
深く考える人ほど真面目で、心理に考えが影響しやすく引き笑いをする人になります。
引き笑いをする人は、行儀が悪いや気持ちがこもっていないなど悪く見られがちですが、苦笑いをする人よりもしっかり考えているため、実は良い人の可能性があります。
真面目な人に話をすると真剣に考えてくれるので、しっかりとした意見を聞けます。
その為、引き笑いをする人だから信用できないという考えは、間違っているケースもあるので笑い方で人を判断しないことが無難です。
6.心配している心理
心配する心理状態になりやすい人は、引き笑いをする人が多く心配や不安から自然な笑い方ができなくなります。
真面目な人に多い傾向なため、真面目で心配性な人は引き笑いをする可能性が高くなります。
心配すると笑っている場合ではないという心理状態が続くため、無理をして笑うと引き笑いになります。
心配しないタイプは、あっけらかんとしているので、状態に左右されることなく普通に笑うことができます。
心配する心理が続く人は、繊細な一面があり不安になりやすいから心配性になるとも言えます。
その為、不安そうな顔で引き笑いをしている人は、心理的に何かを心配している可能性があります。
引き笑いをする人の心理は、真面目だからこそ起こるという特徴を持っていて、無意識に引き笑いをする傾向です。
不真面目な人が引き笑いをしている場合は、意図的にやっている可能性があるので、引き笑いをすることで相手に何かを伝えようとしている可能性があります。