テレビで「オネエキャラ」のタレントを毎日、当たり前のように目にするようになりました。
それだけ昔に比べ、同性愛者であることを公にするケースが増えたと言っていいでしょう。
とはいえ、カミングアウトしていないケースが圧倒的に多いのも事実です。
ここでは、あなたの近くにいるかもしれない同性愛者の特徴についてご紹介します。
1.恋バナや下ネタを避けようとする
カミングアウトしているケースや、バイセクシャルの人は別ですが、そうではない場合は、「恋バナ」を避ける傾向があります。
バイセクシャルでない同性愛者の恋愛経験は、当然、同性オンリーになります。
そのため、人と恋愛経験の話をする時、いちいち、同性の恋人を異性に置き換えて話をしなければなりません。
そうすると、時として、話のつじつまがあわなくなることも起こりえるでしょう。
異性の恋人であればありえないような内容の話を口にしてしまうこともあります。
そうした余計な気遣いをしなければならず、また、それがきっかけで人に同性愛者であることを知られてしまうリスクがあるため、
恋バナはできるだけ避けようとします。
「好きなタイプは?」というような話になっても、正直に答えるわけにはいきません。
同じ理由で、下ネタも避ける傾向があるのが、同性愛者の特徴と言うことができるでしょう。
2.同性へのボディタッチが多い
いうまでもなく同性愛者は同性に興味があり、特に好きなタイプの同性がいれば、胸をときめかします。
しかし、異性愛者と違い、好きなタイプの人がすぐ近くにいても、簡単にアプローチすることはできません。
片思い状態でいることがほとんと言っていいでしょう。
当然、フラストレーションがたまります。
そのフラストレーション解消のためにするのが、ボディタッチです。
はっきりした恋愛感情がなくても、少しでも好意をもっている同性に対して、折に触れてボディタッチするのが、同性愛者によくみられる行動傾向です。
恋愛感情があって、相手に対する意識が強い場合、あえて好き避けするケースもあります。
相手に自分の恋心をさとられまいとして、なるべく距離を置こうとするわけです。
そんなケースでも、例えば、お酒をいっしょに飲むようなシーンでは、お酒の力を借りて、ボディタッチすることが少なくありません。
3.地に足がついた人生観を持っている
人生設計と金銭感覚がしっかりしているというのも、同性愛者の特徴と言っていいでしょう。
日本では、法律上、同性間の結婚は認められていません。
生涯を通じて人生を共に歩むパートナーがいる同性愛者は少なくありませんし、養子縁組をして家族になるケースもあります。
しかし、多くの同性愛者は「一人であゆむ人生」を想定しているものです。
自分一人で生きていくためには、まずお金がなくてはなりませんから、自然に、しっかりした金銭感覚を持つようになります。
また、地に足の着いた人生観を持っていて、「老後」まで想定した人生プランを考えているケースが多いのです。
人生観に関しては、甘い夢を見ないリアリストというのが、同性愛者の特徴と言うことになります。
4.ナルシストでプライドが高い
同性を愛する同性愛者は、同性である自分のことが大好きです。
ただし、性同一性障害の場合は、心と体の違和感から、素直に自分を受け入れられないというケースもありますが、
それはつまり、偽りの生き方を社会的に強いられているための違和感であり、基本的には自分のことが好きと考えていいでしょう。
「同性のことを好きになる自分が嫌い」ということはないのです。
同性愛者であることは否定せず、「そういう自分が好き」と思えるナルシストなのが、同性愛者と言っていいでしょう。
ナルシストで、人一倍自分のことが好きですから、自尊心を大変大切にしますし、高いプライドを持つようになります。
同性愛者は思春期などに「人とは違う自分」を意識するようになり、自分のことを深く考察するようになります。
自分と向き合う時間が、異性愛者よりも多くなるため、それだけ「自分」に対する意識が強くなるのが、同性愛者です。
今回は同性愛者の特徴について、主なものを4種類取り上げました。
心理的特徴もあれば、行動に関する傾向もあります。
あなたの近くにいるかもしれない同性愛者を理解するための参考になさってください。