物事をよく考えず、思慮深さに欠ける人のことを短絡的な人と言います。
そのような考えが浅い人には、どのような特徴があるのでしょうか。
短絡的な人の特徴をご紹介します。
1.計画性がなく刹那的
短絡的な人は元々物をよく考えない傾向があるので、後先を考えない特徴があります。
よって、計画性がないのはもちろんですが、今さえよければよいという刹那主義者で、思い付きで行動する人が多いでしょう。
旅行などに行っても行き当たりばったりで無計画だったり、仕事などで重要な判断をする局面においても、
危機意識などが甘いなど、詰めの甘さがあるので周りは振り回されてしまうこともあります。
物を順序立てて考えることができないのが特徴です。
2.考え方がポジティブ
短絡的な人は物事を深く考えないので、あまり悩まず、楽観的、ポジティブな考え方をするのが特徴です。
一見思慮深くないことは短所のように思えますが、あまり深刻に考えすぎて悩みぬいてしまい、
ネガティブになりすぎるよりは、長所であると言えるかも知れません。
何が問題ごとが起こっても、対応方法を深く考えることもしないので、
どうにかなると考えて深く悩むことがありません。
ただ、深く考えない分対応方法を誤ってしまう可能性も高く、より事を重大にしてしまうこともあります。
周囲が深刻にとらえているのに、あまり重大に物を考えないため、
人間的に不真面目な印象を与えてしまうこともあります。
3.物事の根拠を考えない
何事にも原因や根拠などをしっかりと把握しなければならない時があるのものですが、
短絡的な人は何かの根拠や原因を深く追求しようとしません。
思慮深くないので、そういうことに関心がないのが特徴です。
こういった傾向は言い方を変えると反省をしないとも言えます。
よって、同じ過ちを何度も繰り返したり、何度叱責されても懲りないと言ったこともあるでしょう。
ハプニング等に対して適切な対応は苦手なタイプと言えるかもしれませんが、
懲りない性分なので、職場などにおいては物事をとことん追求しすぎて、
精神的に参ってしまいそうなポストなどにつくと、適当に仕事をこなす可能性もあります。
4.自己中心的である
短絡的な人は、自分の単純な考えのパターンで行動し、
他の可能性や意見などについて考えを巡らせることがないので、自己中心的になりがちです。
マイペースであるとも言えるでしょう。
そもそも他人のペースや意見、考え方を取り入れるような思慮深い人であれば、
短絡的であるとは言えないため、あまり他人の価値観などを受け入れようとはしない特徴があります。
前述計画性がないなどの行動の特徴からも言えるように、
マイペースで自己中心的なため人を振り回してしまいがちです。
5.人の気持ちに無頓着
短絡的な人は、自己中心的で自分の思考パターンで単純に物を考えがちなので、
人の気持ちに無配慮・無頓着になりがちです。
行動が思い付きであったり、後先や周囲への影響をあまり考えないという特徴は、
結果的には周りの人がどう思うかという事に対し無関心であると言えます。
また、思考が短絡的であるのでそのことに対して不満を持つ人が現れても、
罪悪感を持つことは少なく、仮に一時的に罪悪感を持ったとしても、
根が単純でポジティブなので、いつまでも気にすることがありません。
短絡的な人は、物を全く深く考えないので、刹那的で自己中心的、
周囲への配慮に欠けるなど、マイペースで協調性に欠ける点が特徴的であると言えます。
楽観的なことや決断が早いことは必ずしも短所とは言えないこともありますが、
やや関わる人を振り回してしまい、疲れさせてしまうことが多いでしょう。