私利私欲が強い人の特徴4個

最終更新日:2017年5月18日

どうしたら自分の利益になるか、どうしたら自分の欲求を満たすことができるか

ということばかりを考えて行動する人がいます。

周囲から見れば、あさましいとしか感じられないものです。

では、そんな私利私欲が強い人にはどんな特徴があるのでしょうか。

1.「自分のため」という本音、本心を隠そうとする

私利私欲が強い人は、しばしば「あなたのため」「社会のため」という言葉を口にします。

「自分はあなたのためを思って行動している」とか「いつでも社会のためになることを考えている」といったアピールをします。

頭の中では常に自分の利益や欲望をどうやったら満たすことができるかを考えているにも関わらず、

それとは逆のことを口にするのはどうしてなのか。

それは私利私欲の強さを相手に悟られてしまうと、結果、自分の不利益になることが多いことを知っているからです。

私利私欲丸出しにしている人を見れば、多くの人は警戒し、関わらないようにするでしょう。

それは私利私欲の強い人にとって不利益なことです。

そんなことにならないよう、相手に「良い人」と思われようとするわけです。

つまり、「自分のため」という本音や本心を隠し、「あなたのために行動する良い人」を装う、

偽善的なところがあるのが、私利私欲が強い人の特徴ということになるでしょう。

2.損をしそうになると本音むき出しに

そんなふうに偽善的に振舞い、良い人ぶって見せるのが私利私欲が強い人ですが、

本音、本心をむき出しにすることもあります。

それは、自分が損をしそうになった時です。

例えば、出世欲が強いタイプの人がいたといましょう。

会社での出世を人生の唯一のテーマにしているようなタイプです。

そして、いよいよ頂点をめざす一歩手前まで行った時、

強力なライバルが表れ、そのライバルに負けそうになったとします。

私利私欲の強いその人にとっては、最大のピンチです。

そんなピンチになると、普段偽善的に振舞っていた人も、思わず本音むき出しになります。

ライベルについて、その欠点や弱点をあげつらい、なんとかして引きずり落とそうとやっきになります。

そうなると、もう周りの目など気にしません。

自分の私利私欲の強さを周囲に悟られても、おかまいなしに、本音むき出しの言動をします。

3.自己主張が強い

私利私欲が強い人は、「おとなしくしていると、自分の求める利益が得られず、欲求がかなえられない」と思っています。

ですから、はっきり自己主張しようとします。

自分の意見をしっかり持っていて、どんなシーンであっても、必要と判断すればきっぱりその意見を述べることができます。

ただし、その際、「ここでこの意見を口にすることが、自分のためになるかどうか」を計算し、判断します。

つまり、自分の利益になると判断した時には強く自己主張するのが、私利私欲が強い人の特徴ということになるでしょう。

4.友人知人は多いが親友はほとんどいない

私利私欲が強い人は、他の人を利用することが少なくありません。

人間は、自分一人だけの力では、得られる利益は限られてしまうでしょう。

先ほどの例で言えば、会社で出世するには、どうしても人の力が必要になります。

そのことを知っているのが、私利私欲が強い人です。

ですから、自分の力になってくれそうな人脈を、できるだけ幅広く作ろうとします。

その結果、友人や知人の数は自然に多くなると考えていいでしょう。

顔が広く友達が多いわけですが、打算的なつきあいになりがちなため、深く人間的な関係にはなりません。

その結果、「親友」と呼べるような友達はほとんどできません。

「友達は多いが、親友はいない」というのが、私利私欲が強い人の特徴です。

私利私欲が強い人に注目し、その主な特徴を4点紹介しました。

あなたの周りに、私利私欲が強いと感じられる人がいるなら、その人と付き合う際の参考になさってください。