認証欲求が強い人の寂しがりな特徴6個

最終更新日:2016年4月27日

人間は誰しも、人からよく評価されたいという欲求を持っているものです。

中には、その欲求が強く、常に人からの評価を意識し、「もっと認められたい、もっともっと、ほめられたい」と強く感じながら生きている人もいます。

そうした「認証欲求の強い人」について、共通する特徴を見ていきましょう。

1.人を認証することに積極的

自分を認めてもらいたいという欲求を強く持っている人は、できるだけ人から良く思われようとします。

好感を持ってもらうことによって、相手にほめてもらえる関係を作ろうとするわけです。

そのため、人に対して積極的に認証しようという意識が働きます。

要するに、相手をできるだけほめて良好な関係を構築し、その結果、相手からも認証してもらおうとします。

ですから、時には心にもないお世辞を言うことがありますが、そこには相手に対する悪意は存在しません。

「自分を相手に認証してもらう」という目的達成のための手段として、お世辞を使っているだけです。

その結果、八方美人になりやすいのも、認証欲求が強い人の特徴ということになるでしょう。

2.人の話を聞くのは苦手

「人から良く思われたい」という意識を強く持っているにも関わらず。

会話をするとき、相手の話をあまり真剣に聞こうとはしません。

認証欲求が強い人は基本的に、自分のことしか頭にありません。

自分以外の人に対する興味や好奇心が薄いために、人の話を聞くのが苦手です。

会話では、どうしても自分の話ばかりをしようとします。

中でも、自慢話が多くなりますが、特徴的なのは「へりくだりながら自慢をする」ということです。

つまり、あからさまに「どうだ」という自慢はしません。

一見、謙遜しているようでありながら、よく聞くと自慢しているという話し方をします。

3.ミスをすると責任回避しがち

自分の評価を大変気にしますから、少しでも自分が傷つくようなことに対して、なんとかそれを回避しようという心理的傾向が強くあります。

その意識が顕著に表れるのが、何かミスをしたときです。

ミスは当然、それを犯した人の評価を下げます。

そのことを人一倍強く意識しますから、「自分が原因で起こったミスではない」という説明をしようとします。

実は、そうした責任回避は、かえって自分の評価をより低下させることにしかならないでしょう。

しかし、その場を逃れたいという気持ちが強いために、真の損得に頭が回らないのです。

4.現在の自分に満足していない

認証欲求が強い人は、人からある程度の評価を得たとしても、それに満足するということがありません。

人からほめられれば、もちろんうれしく感じますが、「もう十分」という気にはならず、「もっと、もっと」と思うのです。

そのために、自分をより向上させたい、より上に行きたいという上昇志向が強くなります。

「人から認められ、ほめられる人間になる」という目的のために、積極的に自己啓発したり、勉強したりして、自分を高めようをするわけです。

要するに、現在の自分には満足していない努力家であることが、認証欲求が強い人の特徴の一つということになるでしょう。

5.子どものころ親や周囲からほめられることがなかった

厳しい親に厳しく育てられた人は、多くの場合、認証欲求が強くなります。

「できたこと」を親からほめられ、そのうれしさを糧に成長していくのが、人間というものです。

しかし、中には、「できなかったこと」を叱られるばかりで、ほとんどほめられないで成長してしまう人もいます。

そういう人は、幼児期の不満から、「人からほめられたい」という欲求を強く持つようになります。

6.人と関わることで安心を感じる

認証欲求というのは、複数の人間の間でなされることです。

ですから、認証欲求の強い人は、基本的に人と関わることが好きです。

関わった人からを得ることが、その目的ではありますが、人と関わること自体に安心感を得ているのです。

そこには、「さみしがり屋で孤独を怖れる」という心理があります。

これも、幼児期から成長期の経験に原因があることが少なくありません。

今回は認証欲求が強い人に見られる6種類の特徴をご紹介してきました。

あなたの近くにいる「あの人」を理解するためにお役立てください。