どんな仕事をしても長続きせず、すぐに辞めてしまう人が少なからずいます。
ここでは、仕事が長続きしない人について、どんな特徴があるのか、
どうして長続きしないのかご紹介します。
1.危機意識がない
例えば、自分一人で子供を養っているとしましょう。
シングルマザーやシングルファーザーのケースです。
よほどの資産家や金持ちでない限り、仕事をしなければ子供を養うことはできません。
ですから、仕事で少々嫌なことがあっても、がまんして仕事を続けていくわけです。
そこにあるのは、「仕事を辞めたら大変なことになってしまう」という危機意識と考えていいでしょう。
仕事をすぐに辞めてしまう人には、そうした危機意識がありません。
「辞めてもなんとかなる」「次の仕事もすぐに見つかる」と考えるために、嫌なことがあると簡単に辞めてしまいます。
実際には、そうした辞め癖がついたままでいると、ある年齢になった時、
簡単に仕事が見つからなくなってしまうのですが、そうした想定はしません。
見方によっては「楽観主義者」ということもできるでしょうが、要するに世間や人生を甘く見ているというのが、
仕事をすぐに辞めてしまう人の特徴です。
2.「天職」を求めてしまう
「その仕事をするために生まれてきたような適職」のことを天職と言いますが、
実際に天職に就くことができる人は、そう多くはありません。
自分には必ずしも合っていない仕事をするケースが少なくないと考えていいでしょう。
ところが、中には「自分には必ず「これが天職だ」と思える仕事があるはずだ」と考え、それに固執する人がいます。
こうした人は、どんな仕事に就いても、「この仕事は自分には合っていない」と感じます。
たとえ、自分に合っている仕事と巡り合っても、「もっと適職があるはず」と考えてしまいます。
多くの人は、自分に合ってはいない仕事を続けていくうちに、自分がその仕事にフィットしていくものです。
それに対し、転職を求める人は、自分を仕事に合わせるという発想はなく、ジャストフィットする仕事を求め続けるのです。
よほどの奇跡的出会いがない限り、どんな仕事をしても長続きさせることはむずかしいでしょう。
3.人間関係を作るのが苦手
仕事を辞める理由で多いのが「人間関係に関する問題」です。
どんな仕事であれ、人と関わりながら進めていくものですから、
ある程度上手に人間関係を作ることができなければ、仕事を続けることはむずかしくなるでしょう。
仕事が長続きしないという人には、つまり、人間関係を作るのが苦手という特徴があります。
コミュニケーションをとるのが苦手だったり、人と親しくすることが上手にできない性格の人は、
どんな職場でも「居心地の悪さ」を感じてしまい、すぐに仕事を辞めることになります。
ほとんどの仕事が複数の人間が関わり合いながらするものですから、
どんな仕事に就いても、同じ問題が発生すると考えていいでしょう。
4.ライフプランが明確でない
すぐに仕事を辞めてしまう人には、ライフプランが明確でないという特徴もあります。
自分の人生について、そのプランをはっきり持っていれば、それを実現するために仕事を続けることができるでしょう。
「どんな家庭を持ち、どんな生活をしたいか、将来はどんな家を持ちたいか」というイメージが鮮明であれば、
ストレスや悩みを克服しながら、仕事を続けられるわけです。
そうしたプランがまったくなく、なんとなく毎日を生きている人は、仕事にストレスを感じ、
悩みを抱えると、すぐに辞めてしまいます。
5.そもそも仕事することがきらい
「なまけもの」というのも、仕事をすぐに辞めてしまう人の特徴と言っていいでしょう。
そもそも仕事をすることが嫌いなため、できるだけ仕事をしない状態でいようとします。
生活するため、必要に迫られたときに仕事をしても、ある程度の蓄えができ、
しばらくは働かなくても生活できると判断すると、あっさり辞めて、より楽な生活を送ろうとします。
ここでは、どんな仕事に就いても長続きせず、すぐに辞めてしまう人の特徴を5種類紹介しました。
仕事が続かない人にはいくつかのタイプがあります。
「自分も仕事が長続きしない」という方は、どのタイプになるのか、自己診断してみてはいかがでしょうか。
その特徴を改善することができれば、仕事が長続きするようになるかもしれません。