一度結婚したら何があっても離婚はしないと決意している人や、パートナーとケンカをしても「離婚してやる」と宣言できない人がいますがなぜ離婚をしないのでしょうか。
その理由をご紹介します。
【特徴・方法】
1.結婚は一生に一度の運命のものと信じているから
離婚したくないと考える人の中には結婚する時に「何があっても離婚はしない」と決意しているケースがあります。
これは、結婚は一生に一度のもので相手とは運命の出会いだと信じており、別れたりまた他の人とやり直すなんて信じられないし信じたくないということです。
とにかく離婚はしないと決めているため、多少の夫婦ケンカやすれ違いも「夫婦はこんなものだ」と辛抱できます。
離婚したくないというよりも固定概念に縛られて離婚を決断できません。
2.親が離婚して寂しい幼少期を過ごしたから
親が離婚して寂しい幼少期を過ごした人なら離婚した後の子供の気持ちを大切に考えます。
そして、きっと寂しい思いをするだろうと離婚を思いとどまることが多いのではないでしょうか。
親の離婚によって幸せになったのであれば離婚も前向きに考えることができますが、離婚が原因で友達に気を遣われたり母親が忙しくなって家で一人でいることが増えた…こんな記憶があればどうしても離婚をポジティブには考えることができそうにありません。
3.結婚を止めた周囲の人にやっぱりと思われたくないから
結婚する際に何らかの理由があって誰かに離婚を止められた経緯があるなら「やっぱり」と思われたくないと考えるでしょう。
そしてできることなら離婚をしないようにと踏ん張ります。
それはプライドでもあり、心配かけたくないという思いでもあります。
危うい状況を乗り切って離婚をせずにすめば自分にも自信が持てそうでギリギリまで悩むことでしょう。
4.経済的に不安があるから
離婚して一人になると考えた時に経済的に不安がある状態なら離婚したくないと考えます。
それは、一家の大黒柱を失うことになる場合や借金返済の協力者がいなくなってしまう場合には特に深刻な問題です。
経済的に不安があると自分だけの問題ではなくなってきます。
子供がいれば子供に我慢を強いることになりますし、親の介護問題などがあるとよけいに大きな問題となります。
そして状況が落ち着くまで離婚を見送ることもあります。
5.父母両方のの役割までできそうにないから
子供がいる家庭なら離婚すると一人で父親と母親の役割をこなさなければならなくなります。
それはかなり大変なことです。
子育てを妻に任せてきた夫にとっては自信のない母親業なんて想像もつかないかもしれません。
また、優しい母親としてやってきた妻は夫のようにしっかり子供を叱ることに自信が持てないということもあります。
夫と妻が役割分担をしっかりしていたからこそ急に全部となると難しくなってしまいます。
6.相手にまだ未練や情が残っているから
夫婦ケンカをして離婚したいと頭によぎっても相手にまだ未練や情が残っているとなかなか簡単にはいきません。
夫婦として何年も一緒に苦楽を共にしてきたのですから、いくらカッとくるようなことがあっても急に全てが嫌になることはないと考えます。
いざ離婚となるとその未練や情ばかりがつっかかり、無理に離婚しなくても自分が我慢さえすれば修復できるのではないかと考えてしまいます。
離婚したくないと考える時はもう一度離婚におけるメリットデメリットを考えてみるといいですね。
離婚は決して寂しくて辛いことばかりではありません。
しかし、全てのケースで離婚によって解放されすっきり気楽に…ともいかないものです。
まずは一番の原因をじっくり考え、相手ともよく話し合いましょう。
迷っているなら焦らずに答えを見つけていきましょうね。