オドオドしていたり、周りをきょろきょろと見まわしたりと、挙動不審な行動をとる人は意外と目立ってしまうものです。
挙動不審な人は何を考えたり思ったりして、そのような行動をとってしまっているのでしょうか。
挙動不審な人の心理的特徴についてご紹介します。
1.不安がつきまとっている状態
これから何が起こるのか、どうしてこうなっているのかといったように、
行動するたびに不安感を感じる人は、挙動不審になってしまうことが多いです。
不安感が強いために、あたふたしてしまい、行動が挙動不審に見えてしまいます。
人は不安を感じる場面というものがいくつか存在します。
挙動不審が人を見かけたら、今の状況、これから起こることに不安を強く感じている可能性が考えられます。
知り合いであったり、友人といった関係であれば、不安感を取り除けるようにリラックスさせることが大切でしょう。
不安感が少なくなったり取り除かれると、挙動不審な行動が収まる場合があります。
2.緊張が強い状態
人の前に立って発表する、人から見られる行動をする、という場面では緊張感が強くなります。
緊張すると冷汗をかいたり、時に言葉が詰まったりスマートな行動が出来ないなど、緊張の度合いによって表面に出てしまうでしょう。
挙動不審な人は、今かなりの緊張状態にあり、思考回路が停止してしまっている状態と考えると良いです。
どうするべきなのか、どうなってしまうのかということを考えれば考えるほど、緊張は増してしまい、挙動不審が続いてしまいます。
これもまたリラックスさせることが大切であり、また同じ場面で緊張が続く場合は、一度その場面から遠ざけるという対策も効果的。
また人前ではそうなってしまうという人は、人になれる訓練が必要なことも。
3.怯えている状態
何かに追われているかのような錯覚を起こしていたり、被害妄想が強い状態の人は、
怯えた様子を見せながら挙動不審な行動が目立ってしまいます。
常に誰かに見られている、誰かに監視されていると思い込んでいる場合が多く、精神的にかなり追い込まれている状態とも言えます。
常日頃からこのような状態の場合は、精神疾患を患っているケースもあり、ただちに改善が必要な状態。
何かしらきっかけがあってそうなってしまったのか、それとも生まれ持った性格のせいなのか、人によって様々でしょう。
急に挙動不審な行動が増えた、久しぶりに会ったら挙動不審になっていた等、
気付ける状態であれば手を差し伸べてあげることも必要になるでしょう。
4.自分に自信がない状態
自分に自信がなかったり、人よりも劣っているという感覚が強い人もまた、挙動不審な行動になることがあります。
人から指摘されることが多い、人と比べると出来ないことが多いなど、
自分に自信がなくなってしまう出来事が多ければ多いほど、こうした状態に陥ってしまいます。
あまりにも自信をなくしてしまうと、生活にも影響を及ぼすようになってしまいます。
当たり前の生活が出来なくなったり、挙動不審な行動の為に不審者に思われてしまったりと、さらに悪化させてしまう連鎖が続くでしょう。
どこかで自分を見つめ直し、自分に少しずつ自信をつけることが改善方法。
周りは遠くから見守ってあげることや、些細なことで指摘しないように心掛けるなどの配慮が必要でしょう。
挙動不審な行動は、周りから浮いてしまう為に目立ってしまうものです。
ただそのような行動をとる人には、心理的に何か感じているものがあるケースが多く、一概に「変な人」とは思わないようにした方が良いでしょう。
闇を抱えているケースもあれば、もがき苦しんでいるケースもあるもの。
偏見で見ず、何で苦しんでいるのか、何で悩んでいるのかまで見てあげると、お互いにとってプラスになることでしょう。