好戦的な人は、常に他人に対して対抗心を抱き、その相手を潰そうと躍起になるタイプの人です。
このような人が身近にいると、何かにつけて敵対心を持たれるため、
多くの人がストレスを感じるようになります。
では、好戦的な人とはどのような人なのでしょうか。
その具体的な特徴についてご紹介します
1.自分と他人を比較することが癖になってしまっている
好戦的な人は、常に自分と他人を比較しながら生きています。
これが癖になってしまっているため、「自分と他人とどちらが優れた存在か」ということばかり気にしてしまいます。
そして、自分が相手よりも劣っているということが分かった場合、
相手を攻撃し、無理矢理自分が上に立とうとします。
「相手を攻撃して、自分が上に立とうとする」という点から見ると、
彼らはとても強い性格の人であるかのように思えますが、実際はその逆です。
彼らは自分に自信がないため、「他人よりも劣っていたらどうしよう」という恐怖心を常に持っています。
それゆえ、自分と他人を比較することが癖になってしまっていると言えるでしょう。
その結果、劣等感ばかりが暴走し、「自分よりも優れている」と感じた相手を攻撃してしまいます。
2.常に自分が1番上位にいないと気が済まない
好戦的な人は、「人に負ける」ということが大嫌いです。
彼らは、常に自分が1番上位にいないと気が済まないのです。
そのため、自分の地位を脅かす存在が許せず、自分より優れている人に攻撃を仕掛けてしまいます。
彼らは、「誰かに負けた」と感じると、怒りなどのマイナスの感情を爆発させます。
そして、感情が爆発するまま、その相手を潰すことばかり考え、最後はなりふりかまわず攻撃するようになります。
しかし、相手を潰すために攻撃を仕掛けることはあっても、
その相手よりも優れた存在になるための努力をすることはありません。
そのため、いつまでも「相手に負けたままの状態」が続きます。
それでも彼らは、自分の中に溜まったネガティブな感情を吐き出すためだけに、相手を攻撃し続けます。
3.物言いや態度に謙虚さがない
好戦的な人は、「自分が常に1番でないと気が済まない」というタイプであるため、
「自分は偉い」という勘違いを起こしがちです。
そのため、彼らの物言いや態度はどこか上から目線であり、謙虚さが感じられないということが特徴です。
彼らが持つ「自分は1番」という考えや、「自分の地位を脅かす存在は決して許さない」という思いは、
自然に行動や言動に表れてしまいます。
どんなに表面的に「良い人」を装っていても、傲慢な内面が表に出てしまいます。
そのため、「上から目線」の態度や物言いはもちろんのこと、
常にどこかケンカ腰であるという点も特徴です。
4.精神的に大人になり切れていない
大人になれば、周りの人と良い関係を築いていかなければなりません。
誰もがそのことをわかっているため、多少気に入らない相手がいても、
できるだけ我慢して波風を立てないように付き合う努力をしている人がほとんどです。
しかし、好戦的な人は、気に入らない相手に対しては、容赦なく攻撃を仕掛けます。
彼らには、「我慢して、周囲と良い関係を築く」という発想がありません。
つまり、精神的に大人になり切れていないのです。
彼らは、気に入らない言相手を見つけた時、
「何とか相手の良い面を見つけて、うまくやっていく」とは考えません。
「嫌な相手は、攻撃して潰す」というのが彼らのやり方です。
このように、「気に入らない相手を頭ごなしに否定し、攻撃する」という性格は、
幼児性が抜け切れていないという証拠です。
好戦的な人は、自分に自信がなく、自分と他人を比較するという行為が習慣化されてしまっています。
それだけの大きな劣等感を抱えているにも関わらず、
常に自分が1番の存在でないと気が済まず、自分の地位を脅かそうとする存在を排除しようと躍起になります。
しかし、地道に自分を磨いて高めていこうという努力はしようとしません。
これらのことから考えると、好戦的な人は、精神的に大人になり切れていない人であることがわかります。
もし周りにこのような好戦的な人がいたら、できるだけ関わらないようにし、
距離を取りながら接していくことをオススメします。