事なかれ主義者の特徴4個

最終更新日:2017年5月1日

事なかれ主義とは、争い事やもめ事など問題事が無い状態を望んでいる主義です。

そして、事なかれ主義者とは、争い事を避ける為に、

目の前の問題に対しても見て見ぬふりをするような人の事をさします。

では、事なかれ主義者にはどのような特徴があるのでしょうか。

1.心優しい平和主義

事なかれ主義者は、人との争い事が苦手な心の優しい平和主義者とも言えるでしょう。

自分に反対意見や主張があったとしても、自分が発言する事で相手と対立する事を好みません。

対立する位なら相手の意見を聞いておこうと考える傾向にあります。

ですが、対立や争い事を避けて話し合いから逃げていては、状況が好転することはないでしょう。

現状に満足している平和主義者は、進歩や発展をする機会を失う事になります。

問題や争いに直面した時にぶつかって乗りこえる勇気も、場合によっては必要でしょう。

2.責任感に乏しい

事なかれ主義者は、人との対立を避けて通ろうとします。

何かトラブルが起こった時にも、

自らが率先してそのトラブルを対処しようという危険をおかすような行為はしないでしょう。

「自分がしなくても誰かがきっと解決してくれるだろう」と責任を人任せにします。

例えば、学校のクラス役員を決める時には多くの人が事なかれ主義者となります。

クラス役員は、学校での雑務があったり、クラスでの問題事を対処したりする役目があり大変です。

事なかれ主義者は、余計な問題事を避けたい性格なので、

誰かがクラス役員名乗り出てくれるまでじっと息をひそめているでしょう。

3.勇気がない

事なかれ主義者は、直面する問題に立ち向かう勇気がない場合が多いです。

問題となる事柄を見て見ぬふりをしてやり過ごしていれば自分は安全にいられるかもしれません。

ですが、自分が「おかしい」と感じた事に勇気をもって異議を唱える事は非常に大切です。

例えば、いじめ問題。

学校で起きているいじめ問題について見て見ぬふりをした経験がある人は多いでしょう。

いじめに対して自分が注意する事で、自分もそのトラブルの中に入ってしまう事になります。

自分がトラブルに巻き込まれるのを避ける為にいじめを黙認した事がある人もまた、

少なからず事なかれ主義者だと言えるでしょう。

4.マイナス思考

目の前に立ちはだかる問題を避けようとする事なかれ主義者は、マイナス思考の持ち主だとも言えるでしょう。

物事を前向きにイメージするプラス思考の場合には、

トラブルが起きた時にそのトラブルを解決する良いイメージを頭の中に描く事ができます。

自分で解決できるのだと思う事ができるので、前向きに問題を対処する事ができます。

マイナス思考の性格の場合には、「どうせ自分には無理だ」、

「できっこない」とトラブルに対して悲観的になってしまうでしょう。

トラブルが起きた時にすぐに諦めていては、成功する可能性はゼロパーセントです。

トラブルに勇気を持って挑む人には、成功する可能性があります。

もし仮に失敗したとしても、その失敗から得た教訓は多く、

何度もチャレンジする事でいつか乗りこえる事ができるでしょう。

争い事やもめ事が苦手な事なかれ主義者は、心優しい平和主義者です。

ですが、物事を自分で解決しようという責任感に乏しく、問題に立ち向かう勇気がない人が多いです。

自分がトラブルに巻き込まれる事を恐れて問題から目を背けていては、

その問題はいつまでたっても解決されませんし、問題が大きくなって深刻になる場合もあるでしょう。

また、事なかれ主義者は、成功する良いイメージを描く事ができないマイナス思考の持ち主だとも言えます。

いつも「無理だ」と諦めていては進歩はありません。

失敗を恐れず立ち向かう人だけが、経験や教訓を得る事が出来るのです。