器用貧乏な人の特徴は多趣味で飽きっぽいこと

最終更新日:2017年7月27日

器用貧乏な人はどこにでもいるものです。

「器用だけど貧乏」あるいは「器用さが災いして貧乏」という意味です。

つまり、「あの人は器用貧乏だね」というのは、マイナス評価の表現になりますが、では、器用貧乏な人にはどういう特徴があるのでしょうか。

今回は器用貧乏な人の特徴をご紹介します。

1.大成はできないが本人はそこそこ幸せ

良くない意味で使われるのが「器用貧乏」という言葉ですが、実は本人はそれをそれほど不幸と感じていません。

何事も小器用にこなすことができる一方、何か一つのことを極めることができないのが、器用貧乏な人です。

そのため、周囲の人からは「大成できないでかわいそう」と見られてしまうわけです。

しかし、逆に言うと、なんでも器用にこなせるというのは、それだけ守備範囲が広いということ。

有用な人物ではあるのですから、生活に困窮するというようなことはありません。

また、大きな目標や夢を持つことがありません。

それは向上心に欠けたところがあるからです。

つまり、目標が低いところにあるので、それをクリアして満足を得やすいという特徴もあるということになります。

あまり苦労することなく、簡単に満できるのですから、その点でも、そこそこ幸せな人生を送っていると考えていいでしょう。

2.執着心がなくあきっぽい

何をやっても、人並みかそれ以上にこなすことができるのが、器用貧乏な人です。

簡単にあるレベルに達することができますから、そのままそれを続ければ、大成することもできるでしょう。

しかし、前項で紹介したように目標値が低く、高くないレベルで満足してしまうため、それ以上の努力をしようとはしません。

一つのことを深く掘り下げたり、一つのことに打ち込むということが苦手です。

淡白な性格なために、一つのことを中途半端にしたまま、次のことを始めてしまします。

つまり、執着心がなく万事にあきっぽいのが、器用貧乏な人の特徴と言うことになるでしょう。

3.多趣味

「浅く広く」が、器用貧乏な人に共通する特徴です。

それは、飽きっぽさに通じる反面、「興味の対象がたくさんある」ということでもあります。

大変好奇心旺盛で、何にでも興味を持って、それに飛びつきます。

そして、短時間でそれをマスターする器用さを持っているわけですから、結果として「多趣味」という特徴が生まれるのです。

ただし、長続きはしません。

ある時期、ある趣味に興じていたかと思うと、まったく違う種類の趣味に乗り換えたりします。

ですから、ここでも大成することはありませんが、それなりに楽しいプライベートタイムを送れてはいるわけです。

4.交友関係が広い

器用貧乏な人は、人間関係を作るもの上手です。

どんな人ともそつなく交際することができますし、興味の対象が広いので、自然に交友関係が広くなっていきます。

そのため、友人知人の数は多くなります。

人間関係は趣味などと違って、「飽きた」という理由で解消することはほとんどありません。

ですから、人脈はどんどん増えていくと言っていいでしょう。

しかし、その豊富な人脈を生かしきれないところも、器用貧乏な人の特徴です。

5.損得勘定をしない

打算的でないというのも、器用貧乏な人の特徴と言えるでしょう。

前項で、「豊富な人脈を生かしきれない」という指摘をしましたが、そこにも、損得勘定を考えない器用貧乏な人の特徴が表れているのです。

器用なために、人から頼られたり、時には利用されたりすることが少なくありません。

しかし、反対に人に頼ったり、利用しようとはしないのです。

自分が損な役回りをさせられることが多いにも関わらず、それを拒否しないのですから、人から見れば「お人よし」ということになるでしょう。

ただ、本人はその自覚がありませんし、依頼されたことをこなすことができるわけですから、

特にそれを嫌なこと、不幸なこととは思っていないのです。

器用貧乏な人の特徴を見てきました。

器用貧乏な人は、本人の自己評価と他者からの評価の間に、かなりの隔たりがあります。

他者からは「惜しい人」と思われがちですが、本人は「そこそこ幸せ」です。

ここに器用貧乏な人の最大の特徴があるということもできるでしょう。