愛想笑いする人の心理的特徴6個

最終更新日:2018年4月15日

いつもニコニコして人当たりの良い人の笑顔をよく見ると、心から笑っているのか怪しい不自然さがあったり…本当は楽しくは無いのに笑顔を作ってしまう、愛想笑いをする人の心理をまとめてみました。

1.嫌われたくない

愛想笑いする人の心は、嫌われたくないという強い気持ちに支配されています。

1つの物事には表と裏があるように、自分の意見に対しても賛同する意見もあれば、反対派の意見もあるわけです。

誰にも嫌われたくない、否定されたくないという思いが強いと、人に意見を言う時も、愛想笑いを盾にしてマイルドな印象にする事で、人から嫌われる事を回避しようとします。

いつも笑顔でいる事が多いので、人に柔和な印象を与えやすく、敵や壁を作りにくいので、人間関係には恵まれます。

2.その場をしのぎたい

出来るだけ敵は作らずに、平和の中で穏便に過ごす事を何よりも大切にしている人は、自分の意見をハッキリ言って問題が勃発するくらいなら、自分の意見を押し殺してでも笑顔を作ってその場を乗り切りたいのです。

人間関係で角を立てずに、世渡りをしていくには、幾度となく笑顔を作ってその場をしのぐ事がコツだという事を誰よりも理解しています。

愛想笑いは人間関係をスムーズにする賢い方法とも言えます。

ピンチの時は事を荒立てて騒ぐよりも、作り笑顔で事態の収束を待つ、保守的な一面があります。

3.目上の人を立てたい

愛想笑いする人は、基本的に人間関係に波風が立たないように、気を遣って生きています。

上下関係は特に意識をしているので、目上の人への礼儀を忘れません。

その為、上司や取引先、先生など自分より偉い立場の人の前では笑顔を欠かさず、面白くない話にも乗って、作り笑いで話を聞くのです。

社会性があり、常識をわきまえた大人の対応と、いつも笑顔で話を聞く姿は、目上の人から好印象で、仕事でも良い評価を得やすいでしょう。

4.良い人と思われたい

小さい頃から良い子と言われて育ち、そのまま大人へと成長すると人からの評価を気にし過ぎる性格に成長します。

周りからの評価、評判を気にするあまり、自分の思った事を口に出さずに堪えたり、良いと思っていなくても他人の意見に笑って賛同する事も多いのです。

確かに周りからは「良い人」と思われ、友人にも恵まれますが、本音を隠して愛想笑いを続けると、心が疲れてしまい、気付かぬうちにストレスを溜めてしまいます。

5.人を欺きたい

日常的に作り笑いをする事が習慣になっている程、世渡り上手な特徴があります。

それは社会生活において素晴らしいスキルですが、普段の行いで、信頼や安心感を与えておいて、大事な局面で自分の都合の良いように物事を進める為の欺きである場合もあります。

詐欺師の手口としてもよく使われるやり方で、初対面の時の印象は、物腰柔らかく、とても魅力的な人に見せて相手を信頼させてから欺くという利己的な部分が潜んでいる可能性があります。

6.客観的に物事を見ている

作り笑いをよくする人は、いつも冷静で客観的に物事を見られる人です。

たいして面白くも無い場面でも、笑った方が雰囲気的に良くなる事を察して、空気を読んで笑みを浮かべるのです。

客観的に周りを観察して、自分がするべき事、取るべき行動など、周りに求められている物をよく理解して行動できる人です。

そんな観察眼を持ち、冷静な対処が出来る人柄で、周囲から一目置かれる存在と見られている事でしょう。

作り笑いはその場の雰囲気を和やかに保つ手段でもありますが、時々自分の心を傷つけてしまう事もあります。

無理に感情をコントロールするのは程々にして、心に余裕を持つ事で自然な笑顔がこぼれるでしょう。