何気なく日常を過ごしているようでも、常に気苦労が絶えない人というのはいるものです。
そのような苦労性の人には、どのような特徴があるでしょうか。
今回は気苦労が絶えない人の特徴をご紹介します。
1.物事の悪い事ばかりに目が向いてしまう
気苦労が絶えない人というのは、自分の周囲にある物事や出来事に対して、
良い面やポジティブな部分に考えをフォーカスできず、悪い面にばかり気を取られてしまうといった特徴があります。
大抵の物事は、100%悪い事ばかりなのではなく、いいことも悪いこともあるわけですが、
終始粗探しに徹してしまうため、物事に対して不快に思うことが多く、気苦労が絶えないのです。
また、ネガティブの基準があくまで自分の基準のため、
相手が大して気にしていないことや、客観的に見た時に大した問題じゃないことまで、
大袈裟に悪く受け止めてしまい、気苦労を味わっているという事例もあります。
2.物の考え方が悲観的
ものの考え方が悲観的だと、旅行一つに行くにしても、
飛行機やバスなど、乗り物で事故に遭ったらどうしようなど、
せっかく楽しめるはずのことまで悲観的に考えてしまいがちです。
そういう思考をしていると、気苦労が絶えないがために旅行に参加するのを嫌がるなど、
極端な行動に出る人もいるでしょう。
また、最近の若い人では、メールやLINEなどの返事が遅いというだけで、
相手の愛情や友情を疑って悲観的になり、信頼関係に入らなくても良いヒビが入ってしまうこともあります。
悲観的な方向への想像力が長けているため、楽観的に物を考えることができず、
そのために周囲を疲れさせてしまい、人間関係の悪循環に陥ってしまうこともあります。
3.思い込みが激しい
気苦労が絶えない人の特徴として、一度悲観的な考えにとらわれると、
そこからなかなか抜け出せず、思い込みが激しいという事が挙げられます。
他のことをして気分を発散することがあまり上手にできないため、
ストレスから過激な発言で周囲に八つ当たりをしたり、仕事に集中力を欠くなどのこともあります。
気苦労のうち、原因が自分にはなく外的要因にある場合、
その受け止め方を変えれば気楽になれると気付ければよいですが、
それができない場合、悪循環的に気苦労が重なっていく場合もあります。
4.取り越し苦労と持ち越し苦労をする
気苦労がなぜ絶えないかといえば、今現在のことだけではなく、
未来のことを取り越し苦労をし、過去の出来事まで持ち越し苦労をしていることが挙げられます。
今だけではなく、時間の流れの中の、もう済んでしまった過去や、
これからどうなるかわからない未来のことまで苦労を持ち出して悩んでいては、
気苦労は3倍になってしまうでしょう。
気苦労が多い人は、なかなか過去を吹っ切ることが出来なかったり、
明日は明日の風が吹くという考え方ができない人が多くなります。
5.たまたま依存が激しい人が周囲にいる
これは本人のせいとも言い切れないのですが、
たまたま自分のいる環境に、依存心の強い人や責任転嫁をする人がたくさんいて、
そのような人たちについ頼られてしまったり、面倒なことを起こされては後始末を頼まれてしまうと言ったことがあります。
お人よしの上にある程度物事の対応能力に優れた人が、
気苦労が絶えない環境下にいる場合もあるというのも、
気苦労が絶えない人の環境面でありがちな特徴といえるでしょう。
何でも引き受けてしまうと苦労が絶えませんので、
自分の力量と相談して断るときは断れば、気苦労は半減します。
気苦労が絶えない人というのは、根は真面目で、物事を失敗したりしないように勧めようと、
異常に慎重であるとか、元々は長所ともいえる部分が過剰に働いてしまった結果、
物事に臆病になりすぎて短所になってしまった人であると言えます。
苦労はある程度した方が成長しますが、無駄な苦労まで背負い込まないよう、
せっかくの警戒心をほどほどに生かすことが大切です。