乾いた笑いをする人の特徴4個

最終更新日:2017年4月18日

感情のこもっていない笑顔や笑い声のことを「乾いた笑い」と表現することがあります。

人間味を感じさせない冷たい笑い方をする人、

いわゆる乾いた笑いをする人にはどんな特徴があるのか、

ここでは主に心理面に注目して紹介することにしましょう。

1.笑いのセンスが人とは違い、心の中ではおもしろいと感じていない

例えば、5人で話していて、そのうちの1人が何かおもしろい話をしたとしましょう。

話を聞いている4人が、みんな笑ったとします。

しかし、そのうちの1人の笑い方が乾いた笑いである場合、

実はその人は心の中ではおもしろいと感じていないということが考えられます。

こういうタイプの乾いた笑いをする人には、人と笑いのセンスが違うという特徴があると考えていいでしょう。

今の例で言えば、おもしろい話をした人と、自然な笑い方をした人たちは、

「おもしろい」と感じる感性が同じですが、乾いた笑いをした人だけは、その感性がほかの人とは違うわけです。

笑いの感性が人と違うのですから、人の話をおもしろいと感じることはできません。

しかし、ほかの人たちがみんな笑ったため、その場の雰囲気に合わせてむりに笑ったのです。

その結果、感情のこもらない笑いになってしまったわけです。

人と笑いの感性が違うため、こういう人はしばしば乾いた笑いを見せるのです。

2.人とのつきあいが苦手

乾いた笑いをする人には、「人とコミュニケーションを取るのが苦手」とう特徴もあります。

人間関係を作るのが下手で、人とつきあうことをできれば避けたいと思っているケースです。

こういう人は、人とコミュニケーションを取ることに、緊張感を抱いてしまいがちです。

緊張しながら人と会話をしているのですから、その表情はどうしても硬いものになってしまうでしょう。

おもしろい話になれば笑顔を見せることはありますが、

どこかに緊張が残っているため、その笑顔や笑い方は情のこもらないものになってしまいます。

こういうタイプの乾いた笑い方をする人には、目が泳いだり、おどおどした態度を取るという特徴もあります。

乾いた笑い方をするだけでなく、ほかの表情や態度にもどこか不自然なところがあるのが、

人づきあいが苦手なタイプの、乾いた笑い方をする人の特徴ということができるでしょう。

3.相手を見下している

乾いた笑いをする人には、「自信家で人に対して上から目線で接する」というタイプもいます。

乾いた笑いの中には、シニカルなニュアンスを感じさせるものもあるでしょう。

皮肉な感じのする笑いですが、その皮肉さは相手に対する優越感から生まれるものです。

よく「鼻で笑う」という表現をしますが、鼻先で冷笑するのは、

相手をバカにしている心理があるからと考えていいでしょう。

こうした心理があると、相手に対し人間的な情というものはわきません。

その結果、笑う場合も感情のこもらないドライな笑いになってしまいます。

4.心の中に心配や不安を抱えている

「いつもはそうではないのに、今日はどういうわけか乾いた笑いをしている」というケースもあるでしょう。

身近な人がいつもとは違う笑い方をしていることに、違和感を覚えるというケースです。

この場合の、乾いた笑い方をする人には、「心配ごとや不安を感じている」という特徴があります。

人に言えないような心配や不安を感じている場合、それを隠したまま人と接することになります。

そういう心境であれば、会話の中で笑うことはあっても、自然な情のある笑いにはなりません。

心配や不安が心を支配するため、感情のこもらない冷たい印象の笑いになってしまいます。

「心ここにあらず」というような印象を、乾いた笑いをする人に感じたなら、

このケースである可能性は小さくありません。

人は時として、自分では気づかないうちに乾いた笑いをすることがあると考えていいでしょう。

乾いた笑い方をする人の特徴を4種類説明しました。

笑いに対する感性が人と違ったり、人とのコミュニケーションが苦手だったり、

人を見下しているというのが、しばしば乾いた笑い方をする人の心理的特徴であり、

例外として、「心ここにあらず」の状態のために、乾いた笑い方をする人もいるということになります。