反抗期な子どもが見せる行動とは

最終更新日:2017年7月27日

理由もなくイライラしたり親に対しても反発してしまう、

反抗期の子供の特徴についてご紹介します。

1.言葉遣いが荒くなってしまう

反抗期に突入してしまった子供は、それまでと同じように周りの人たちに気を遣ったり、

遠慮したりする気持ちが減ってしまいます。

その為自分の感情をストレートに外に出してしまう事も多く、

それまではぐっと我慢していたような事柄であってもついつい声を荒げて反発する事が有ります。

心の中で「ちょっと言い過ぎたかもしれない」と本人が後から反省したとしてもそれをその場で訂正するほど心に余裕がありません。

その為、ちょっとした罪悪感を抱えながら過ごすようになり、

その事もストレスとなって一段と些細な事で声を荒げたり乱暴な言葉遣いになったりしてしまいます。

本心とは違う事を口走ってしまったり、言わなくても良いことまで余計に口に出してしまう事があります。

自分の事を心配して声をかけてくれた相手に対しても、それまでは素直に「ありがとう」と感謝できていたはずなのに、

反抗期に突入すると自立心が芽生えてくる為に「余計なお世話」「要らぬおせっかい」と感じられてしまい、

そのまま相手に口走ってしまう事もあるというわけです。

2.ちょっとした事でイライラして攻撃的になってしまう

感受性が豊かな思春期の間というのは心も体も成長過程にありますから、

自分でも自分の体の変化や気持ちの変化について戸惑ってしまう事が沢山あります。

訳もなくイライラしてしまったり、泣きたくなってしまったりと、感情のコントロールが聞かなくなってしまいます。

冷静に対処できる事と出来ない事が出てきてしまい、冷静に対処できない事に関しては、

他人に攻撃を仕掛ける事でその問題から逃れようとします。

また大人からすればほんの小さな問題であっても、反抗期を迎えた子供にとってはとてつもなく大きな問題のように感じられます。

時間が解決するような事柄や、自分だけではどうする事も出来ないような事柄に関しては、

心のキャパを超えてしまう為ある意味パニックを起こしたような状態になって、その事自体を受け入れ拒否してしまいます。

自分の事だけで精一杯という状態で、他人との距離や関係性について考える余裕がない為に、

自分の身を守りたいという気持ちから攻撃的になってしまう事があると言う訳です。

3.親に対して自立心が芽生え反発してしまう

反抗期を迎えるという事は子供が大人になる過程においてとても大切なプロセスでもあります。

大人になる為の第1歩として親から自立する準備をしていると言っても良いでしょう。

「いつまでも親の言いなりになりたくはない」「自分は1人でも頑張れる」といった思いからつい親に対して反抗的な態度を取ったり、

親の意見に対して反発を繰り返してしまいます。

親が子供に対する愛情から色々と世話を焼こうとしても、そういった行為をうっとうしいと感じてしまったり、

必要ないと思い込んでしまいます。

また、自分の心の中を見透かされているように感じてしまう為必要以上に親に詮索される事を嫌います。

自分が相談したい事に関して話を聞いてもらう事はあっても、そこから根掘り葉掘り質問をされたり、

欲していない余計なアドバイスをされる事に対しては断固として拒否しようとします。

自分勝手で我侭な振る舞いをする事も多くなりますが、全ては大人になる為に必要な事ですから、

親はその事を頭に入れて柔軟に対応する必要が出てきます。

反抗期がない子供も

子供は思春期を迎えると反抗的になるものだと思っている人もいるかもしれませんが、

最近は反抗期が全くないといった子供も多くいます。

反抗期が全くない子供は将来的に自分の意見を他人に主張する事に対して苦手意識を持ってしまったり、

他人の意見に流されやすくなるといった懸念もあるということですから、

反抗期を迎えたら「これは成長するのに必要な過程」と心を広く持って受け入れる事が大切です。