直情的な人の心理や性格とは

最終更新日:2017年7月28日

感情をそのままストレートに表に出す人がいます。

人間は、時にはストレートな感情表現をすることもあるものですが、

いつでもダイレクトに感情を表す直情的な人にはどんな特徴があるのか、

ここでは主に心理面に注目して見ていくことにしましょう。

1.正直で自分を飾ったり偽ったりしない

直情的な人の特徴をして、まずあげるべきなのは「正直」ということでしょう。

例えば、人と話をしている時、相手の発言に不快感を抱いた場合は、はっきり不快であるという表情をします。

その不快感が強い場合は、ダイレクトに怒りをぶつけることも少なくありません。

多くの人は、相手に不快な感情を抱いたとしても、その感情を隠して、

顔ではにこにこ笑っているということもあるでしょう。

それはつまり、自分の感情を偽っているわけです。

それに対して、直情的な人は、自分の感情を偽ることなく、正直に相手に伝えるわけです。

また、多くの人は、何か精神的につらく苦しい状態にあっても、

それを表には出さず、平然としたさまを装うということもあります。

人に対して強がって見せているわけです。

直情的な人は違います。

つらいときにはつらい表情をし、困った時には困ったようすをそのまま見せるのです。

その点で、自分を飾ることがないというのも、直情的な人の特徴ということができるでしょう。

2.感受性が豊か

直情的な人は喜怒哀楽の感情をストレートに表現するわけですが、

そこにはそもそも喜怒哀楽の感じ方が人よりも激しいという特徴があると考えていいでしょう。

外部からの刺激に、ふつうの人よりも敏感に反応します。

例えば、ドラマを見ていて、ふつうの人はあまり気に留めないようにシーンにも、大きく心を動かされることがあります。

人は感動しないようなシーンでも感動してしまうわけです。

その結果、高まった感情が自然にそのまま表に出ると考えていいでしょう。

人と話をしている時でも、ふつうならばそれほど気にしないような相手の発言にも敏感に反応し、

ふつうは抱かないような不快感を持つため、それが顔や態度などに出てしまいます。

つまり、人一倍感受性豊かで、ふつうの人よりも喜怒哀楽の感情そのものが強いというのが、

直情的な人の心理的特徴の一つということになります。

3.人からの評価や人の目を気にしない

多くの人は、人から良く思われたい、人からできるだけ高く評価されたいという気持ちを持っています。

そのため、内心、相手に不快感を抱いたり、怒りを感じたりしても、顔では笑っているということになります。

感情をストレートに表すと、相手との関係を悪くするリスクがあるため、

それを避けようとするのがふつうの人の心理と言っていいでしょう。

直情的な人は違います。

相手がどう思うかは気にしないで、自分の感情をそのままストレートに表すのです。

そこには、人からの評価を気にしないという心理的特徴があるわけです。

また、感情をストレートに表現すれば、他の人の目には滑稽に映ることも時にはあるでしょう。

ふつうはそうした人の目を気にして、感情を抑えたり、隠したりするものですが、

直情的な人は、人目を気にしないために、正直に感情を表すのです。

4.幼児性が強い

誰しも、子どもの頃には感情をストレートに表現するものです。

幼い子供は泣きたいときには泣き、笑いたいときには笑い、

気に食わないことがあったら激しく怒ったり、かんしゃくを起こしたりするものです。

それが、成長するにつれて、しだいに感情を自分でコントロールできるようになるわけです。

その点、直情的な人は大人になっても感情のコントロールをほとんどしないで、そのまま表に出してしまいます。

つまり、直情的な人には幼児性が抜けきらないという特徴があるということができるでしょう。

常に感情をストレートに表現する直情的な人について、心理面の特徴を4種類紹介しました。

身近にそういう人がいるという方は、その人の心理を知るための参考になさってください。