周囲に止められても続ける、ダメだとわかっているのに諦めない、このような行動は粘り強いと評価されることもあれば、固執していると判断されることもあります。
では、このような違いはどこにあるのでしょうか。
今回は、固執する人の特徴を紹介していきます。
1.諦めることができない
固執する人の特徴として、諦めることができない人だといえます。
諦めは肝心だとよく言いますが、物事には続けるべきところと引くべきところがあります。
もう少しで達成できるのであれば続けるべきであり、無理なら潔く撤退するのが1番です。
固執する人だと言われてしまう人の多くは、無理そうな事なのに諦めることができない人だといえます。
もちろん100%無理だとはいえませんが、続けていても成功する見込みが無い場合、たとえ成功してもこれまでの労力と見合わない場合など、続けても損する場面はよくあります。
このような状況にもかかわらず、諦めることができない人は、固執する人だと評価されやすいのです。
2.一つのことしか集中できない
固執する人の特徴として、一つのことしか集中できない人だといえます。
固執してしまう理由は物事が一つしか見えていないからであり、別の側面からアプローチする考えがないのです。
例えば、正面から進むことがダメなのであれば、横や後ろから回り込むような考え方もすることができます。
このように様々な側面から物事を考えることによって、成功する方法を探すのが一般的です。
しかし、固執する人はあくまでも一つのことにしか集中できないので、正面から進むと決めたのであれば、正面から進むこと以外には物事を考えることができません。
このような考え方をしてしまう理由には、自分の方法が正しいという思いがあります。
自分はできると思いこんでいるので、他の人が別の方法を提示したとしても、耳を貸すことがないのです。
このような様子が周囲からは固執していると言われてしまう理由であり、他の方法があるのにも関わらず、一つの方法でしか行動できない人は、固執していると言われやすいのです。
3.完璧主義者である
固執する人の特徴として、完璧主義者であるといえます。
完璧主義者は自分が求める完璧でなければ気がすまず、他の人が認めても関係ありません。
自分ができたとおもわなければ完成していないわけであり、その完成までこだわりを続けるのです。
このような姿勢は周囲からすれば理解し難く、物事に固執していると判断されてしまいます。
また、このような人に多いのは、周囲の求めているものと違う考え方をしていることです。
他の人からすれば80%くらいでいいと判断しているのに、本人は100%を求めて続けています。
そうすると、周囲からすればもう80%まで到達しているのに何をしているのだろう、何が気にいらないのだろうと感じることになるので、無駄に物事に対して執着しているとイメージを持ちます。
このような考え方の違いが、固執する人を産み出している場合もあります。
固執する人の特徴として、一つの物事に集中している人だといえます。
その物事を完璧にすることに力を注いでおり、自分が納得できるまではやめようとしないのです。
しかし、周囲の求めているものと異なるのであれば、ただ単に固執しているだけだと評価されてしまいます。
このように、固執する人は、良く言えば集中力のある、悪くいえば融通がきかない性格だといえるでしょう。
どのように判断するかは見る人によって大きく変わり、効率を求めている人からは良い評価を受けません。
固執している事が悪いことではないのですが、状況に応じて多少手を抜くことも必要ではあります。