緊張している時に話していると、どうしても早口になりがちですよね。
このように特定の場面で早口になる人もいれば、普段から早口の人もいることでしょう。
早口は悪いわけではありませんが、ゆっくりした方が聞きやすいということも多く、相手に与えるイメージは一長一短だといえます。
では、このような人はどうして早口になってしまうのでしょうか。
今回は、早口な人の心理的特徴をご紹介していきます。
1.伝えたい情報が多すぎる
早口の人の心理的特徴として、伝えたい情報が多すぎるといえます。
早口な人にとくあるのが、自分の思いや考えを早く伝えたいので、口から次々に言葉が出てきてしまうことです。
このような人はしっかりと頭で考える前に話をしていることが多く、あまりにも相手に伝えたい事が多いので、どうしても早口になってしまいます。
このような人に多いことは、とても早口なのですが、情報があまり伝わってこないことです。
どちらかといえば感情面で話をしているので、どうしても伝わりにくくはなってしまいます。
普段は別に早口じゃないのにどうしてなのだろうか、と感じる人はこのパターンが多く、いつもと違って見えるのは伝えたい事が多すぎるためです。
2.頭のなかで情報の整理ができている
早口な人の心理的特徴として、頭のなかで情報の整理ができていると感じています。
早口な人に多いのは自分の中で話すことが決まっている場合であり、準備ができているせいで早口になってしまうという特徴があります。
考えながら話している時はゆっくりになってしまうのですが、あらかじめ話が決まっているのであれば考えることがほとんどないので、伝えたいことを伝えようと言う気持ちが早まり、早口になってしまうといえます。
また、このようなタイプの人は、頭の回転が速い人だといえます。
話しながら考えるということが得意なので、情報を整理する時間、話す言葉や内容を考える時間が他の人よりも短いという特徴もあります。
そのため、早口であっても戸惑うことなく十分に話すことができ、頭の中で情報の整理ができている人は、早口になりやすいのです。
3.緊張している
早口な人の心理的特徴として、緊張しているといえます。
このことは経験したことがある人も多く、緊張するとなぜか早口になってしまうことでしょう。
このような場合に多いのが、早くその場を終わらせたいと感じているためです。
緊張している場面に長くいることは辛いことであり、できれば早く終わってほしいものです。
その気持ちが話し方にも出てきてしまい、早口であれば早く自分の出番が終わると感じているのです。
4.相手に反論されたくない
早口な人の心理的特徴として、相手に反論されたくない場合があります。
早口であれば相手の話す隙を与えないので、相手に口を挟ませないことができます。
自分の言いたいことを一方的に言う場合に多く、とにかく何でもいいので話し続けることができれば良いと思うので、早口になります。
また、早口になってしまう理由としては、感情的である場合もあります。
相手に反論されたくない状況は冷静でないことが多く、自分の感情を素直に出しがちです。
そうすると冷静に物事を考える力が鈍ってしまうので、頭ではなく感情的に話すことで、早口になってしまいやすいのです。
早口になってしまうのは癖の部分もありますが、普段がそうではないのであれば、平常心でないことが理由として考えられます。
特に緊張している時は顕著であり、普段の話し方とは変わってしまうでしょう。
しかし、早口も良い場面と悪い場面があり、普段ゆっくりな話し方の人が早口だと、少し違和感を相手に与えてしまいます。
癖ではない早口であれば、平常心を保ち、一定のペースで話すように意識するといいでしょう。