いつも勝気で負けん気が強い人というのは、リーダー的な存在として活躍している傾向があります。
大勢の人の中でも埋もれない、カリスマ的要素も備えているので、何かと注目を浴びる存在です。
でも、表向きの強気の顔と、繊細な内面の顔が混在しているともいえるのです。
今回はその性格によく見られる傾向と特徴についてご紹介します。
1.困難を打ち砕くパワーがある
誰でも困難が降りかかると、途端に落ち込んでしまって元気がなくなるものです。
特に勝ち負けではないことでも「負けた」という気分に支配されるのです。
負けん気が強い人は、たとえ目の前にどのような困難があっても、押しつぶされるような事はありません。
「負けた」と感じたくないので、逆に打ち砕いてやろうという勢いがあります。
いち早く困難を察知して、事態が悪化する前に手を打とうとするので乗り越える力を持っています。
自他共に「負けない人」というイメージを保ちたいので、このような強い精神力が培われていくのです。
2.実は過去に負けグセがある
普通の人なら挫けてしまいそうな状況でも。
負けん気が強い人は諦めません。
でもどうやってそんな力を身につけたのでしょうか。
理由は、過去に負けた経験がたくさんあるからです。
負けグセがあったからこそ、今は同じ目に遭いたくないと前へ進んでいくようになったのです。
他人には知られたくないため、過去を隠すこともありますが、負ける痛みをよく理解しています。
ですから、辛い目に遭っている人を助けてあげようという優しい部分も兼ね備えているケースが多いです。
買った負けたの両方の気持ちを十分に理解しているからこそ、まとめ役として昇進することがよくあります。
リーダーとして引っ張り、サポート役として励ますことが出来るのも、負けん気が強い人にみられる特徴になります。
3.攻撃こそ防御なり
時々、人の性格を表現するものとして「攻撃こそ最大の防御なり」という言葉が使われます。
負けん気が強い人とは、まさにこの言葉通りの性格です。
突然のトラブルが起きると、何かしなければと対処法に追われてオロオロするのが普通の人の特徴です。
でも、負けん気が強い人はトラブルが起きる前に察知し、一歩早く対処にかかっている傾向があります。
何かが起こりそうなら、先に攻撃をして自分の身を守るようにしています。
この場合の攻撃とは、状況を打破するための作戦を実行することです。
普通では考えられないようなスピードで、物事を正確に処理していく力があるので、
大抵のことは事前に収拾することが出来ます。
危険察知能力が高いのは、負けん気が強い人の大きな特徴といえます。
4.先読みをするリーダー的存在
職場でリーダー役に選ばれるのは、そのほとんどが負けん気が強い人です。
別に上司が勝ちで、部下が負けというわけではありませんが、自然に人の上に立つようになります。
負けたくないという一心でライバルたちを超え、ひたすらに前へ突き進んできた結果がそうさせるのです。
でも、負ける悔しさや辛さを知っているので、その力を鼻にかけるようなことはしません。
むしろ部下思いの良い上司になれるのが、負けん気が強い人の最も魅力的な特徴です。
常に先読みをして、状況を把握できる能力に長けているので、誰からも頼られる存在になります。
人生は勝ち負けではないと思っていても、時々、言い知れぬ敗北感に苛まれることがあります。
負けん気が強い人は、敗北感を誰よりも多く味わい、乗り越えてきた人です。
言い方を変えて「負ける気がしない人」のほうが合っているほど強い精神力を持っています。
リーダ役に抜擢されることが多く、強さゆえの孤独を感じる傾向もありますが、
概ね人間関係をスムーズに保てる人です。