おっとりした性格の人は外見的にも内面的にも、
雰囲気を見ていれば何となくわかるものですが、
具体的にどのような特徴があるのかをご紹介します。
1.お人よしである
おっとりしている人は頼まれごとをするとうまく断ることができず、つい引き受けてしまう傾向にあります。
周りもおっとりしている人には用事を頼みやすいので、余計に面倒なことを押しつけられてしまい、
それでも嫌な顔をすることもできず「うん、いいよ」と笑顔で受け入れてしまいます。
また、困っている人を見かけると放っておけず、自分のことより相手のことを考える優しさをもっています。
しかし、「イヤ」と断れない性格のため、人に親切にしなければならないことがストレスとなり、
周りからは優しいと言われていても本人にとっては、
「お人よしで強く言えない自分は情けない…」と自分を責めてしまいます。
2.いじめられやすい
おっとりしている人というのは、他の人に比べて行動もゆっくりで性格も大人しいタイプがほとんどです。
そのため、「あいつはノロくてイライラする」とか
「あいつになら何を言っても言い返してこないから大丈夫」などと周りからいじめのターゲットにされやすいのです。
学校や職場などの集団生活の場では、とくにおっとりしている人は目立ちます。
例えば、おっとりしている人は動きがゆっくりなためか体育が苦手なことが多く、
そのことをクラスのみんなから冷やかされたり、社会に出てからは、
仕事を覚えるのが遅かったり作業がはかどらないなど周りの人に迷惑をかけてしまい、
そこからいじめに発展してしまうこともあります。
このようなタイプの人は何をされても黙っているので、さらにいじめがエスカレートしやすいのです。
3.笑顔がいい
おっとりしている人は、性格も穏やかで優しいので、常に笑顔になってしまいます。
小さい子供や動物をみると笑顔を見せずにはいられませんし、
誰かと目が合ったときや会話をしているときのちょっとした間や、相づちを打つときにも自然に微笑んでしまいます。
その笑顔がまた、にこにこと微笑ましい姿で周りの人を癒してくれるでしょう。
また、おっとりしているために、話したいことがあってもうまく言葉で表現できず、
言葉より笑顔をつくってしまうことが癖になっている人もいます。
おっとりしている人に微笑まれるとホッとしますよね。
4.家庭的円満である
男女ともに、おっとりした性格の人は家庭が円満な人が多いです。
結婚生活は居心地のいい雰囲気が大事なので、
争い事やケンカが絶えないような家庭では安らぐことができずうまくいきません。
それに比べて、おっとりした人は相手と争うことをしないので夫婦ケンカもほとんどないでしょう。
また、子供に対しても頭ごなしに怒鳴りつけたりせず、なおかつ優しさをもって接するので、
子供の性格も思いやりのある子に育ちます。
夫婦や親子の関係がうまくいっている家庭は、不倫問題や非行問題などとは無縁なことがほとんどで、
温かく穏やかな家庭を築けるのです。
5.ふんわりしている
雰囲気のせいもありますが、おっとりしている人はふんわりとした少しふくよかなイメージがあります。
実際、痩せている人よりも少しポッチャリしている人に、おっとりした性格が多く見受けられます。
また、服装も堅苦しいものよりラフな格好を好み、
色も黒のようなシックなものより白や水色など淡い色を好む傾向にあるので、
余計に柔らかい雰囲気に見えるのでしょう。
例えば若い女性であれば、フリルのついた可愛らしい服装で、
ナチュラルメイクをしているようなイメージの女性は、おっとりしているように見えますよね。
このように、おっとりした性格は悪いことではないのに、
なぜか損な役回りだったりいじめの対象になったりと理不尽なこともあります。
しかし、その反面、おっとりした人は周りの人を温かい気持ちにさせてくれる最大の長所をもっています。
その長所が失われないよう、もっと優しい世の中になることを願いたいですね。