必要以上に自分を下に見る、へりくだる人もいることでしょう。
このような事はあまり良いこととはいえず、ただ自分を貶めているだけのように感じます。
しかし、世の中には自分を卑下する人は多く、何かある度に自分から馬鹿にされてしまう人もいるのです。
では、このような人はどうして自分を卑下するような行動を取ってしまうのでしょうか。
今回は、卑下する人の心理的特徴をご紹介していきます。
1.物事への保険をかけている
自分を卑下する人の特徴として、物事への保険をかけているといえます。
あらかじめ自分はだめだから、できないからということで、失敗したときの良い訳にしています。
自分を卑下する人は物事に自身がなく、何をするにしてもどうせできないと考えています。
しかし、そのできないことを受け入れることはできていないので、自分を卑下して物事への保険をかけ、失敗しても心が乱れないようにしています。
また、自分を卑下する人は、周囲の人に対してどうせ自分はできません、とアピールもしています。
あらかじめ相手に伝えておくことで、できなくても批判されない状況を作り出しています。
卑下する人からすれば失敗することよりも非難されることの方が嫌いなのであり、自分の身を守るためにも、卑下することで保険をかけるようにしています。
2.周囲より劣っていると感じている
自分を卑下する人の特徴として、周囲より劣っていると感じています。
周囲の人よりも劣っていると感じるので、自分はダメ人間だとあらかじめ披露するようにしています。
このようにすることで周囲の理解が得られたり、サポートを受けることができる場面も多く、自分を卑下する事は良いことではないのですが、楽に過ごせる場合もあります。
また、自分を卑下する人は、正直に自分は劣っていると思っています。
変にねじ曲がった考え方の結果自分を卑下するのではなく、実力を考えた時にどうみても劣っているなと感じるのです。
これは自分の実力を客観的に評価できているともいえ、自分の立場を理解した上で、周囲に明らかにするために、卑下する場合もあります。
3.能力がないアピールをしたい
自分を卑下する人の特徴として、能力がないアピールをしたいといえます。
能力はあったほうが良いのですが、あまりに目立ちすぎると反感を買う場合もあるでしょう。
目立つ人は叩かれやすく、だめな人は特に何も言われない風潮はよくあるものです。
自分を卑下する人の中には能力がないアピールをしたい人もおり、自分は能力がないから誰の相手にもならない、邪魔をしませんよとアピールしています。
このように考える人の中には、以前面倒事に巻き込まれている可能性があります。
人の能力に嫉妬することで争いが起きるということは少なくはなく、普通にしていたはずなのになぜか面倒事に巻き込まれてしまう場合もあります。
以前にこのような経験をした人は同じことを避けるために、自分は大した能力はないと周囲にアピールしようと考えます。
これは自分の身を守るための一つの方法であり、できない人間アピールは自分は害のない人間であることを示す手段にもなります。
自分を卑下する人の特徴として、自己保身の傾向が強くあります。
卑下することで自分が守られることは多く、他の人に目をつけられない安全性があります。
また、自分を卑下することは自分自身の評価から実を守ることに繋がり、失敗しても自分はだめだから、と予防線を張ることもできてしまいます。
このように、自分を卑下する人の多くは、自分の身を守るために自分を卑下します。
あまり良いことではないのですが、そのほうが都合がいいと考える人もいるのが現状です。