誰もが払う税金、それを滞納して払えなくなってしまっている人、いますよね。
普通に働いていれば払えるはずの税金を、彼らはなぜ滞納してしまうのでしょうか。
税金滞納者の特徴をご紹介します。
1.仕事をしていない
やはり税金を払うためにはお金が必要なので、そのためには仕事をしていることが大前提になります。
でも、税金を滞納してしまう人の多くは、仕事を何らかの理由で辞めてしまっていたり、
もしくは長続きせず転職を繰り返すのでお金が余裕ができず、
生活することで精いっぱいで税金が払えなくなってしまいます。
仕事をしていないせいで生活が困窮している人はどうしても税金を支払うことが後回しになってしまい、
結果としてどんどん支払い期限を過ぎた税金がたまっていってしまいます。
2.散財する癖がある
仕事をしていても税金を払わず滞納してしまう人がいます。
そんな人の特徴として、ギャンブルや買い物などで散財してしまい、お金を税金に回せていないところがあります。
散財癖があり、計画的にお金を使えない人は、
自分の好きなことにまずお金をかけていってしまう傾向にあり、税金は後回しになってしまいます。
その結果、なんとか生活に困らないように生活費は残してあるものの、
税金は払えず…といったサイクルに陥ってしまいます。
3.事情があって出費が多い
無計画で散財をしているわけではなくても、例えば10人を超えるの大家族の家は出費も多く、
生活費を捻出していくのも困難なものです。
税金を払う前に、家族が路頭に迷わぬよう家計のやりくりをうまいことやらなくてはいけません。
正直税金を払うのなら生活費に使いたいという思いでしょう。
また、大家族ではなくとも、例えば介護が必要な家族が複数人いたり、
介護費用がとんでもないことになっている家族は、税金を払う余裕はなくなってしまいます。
普通に働いていても、皆と同じ額の税金を納める余裕が全員にあるかといえば、
そうでない事情を抱えている人もいるのです。
4.借金をしている
生活に困窮している人で、借金を抱えている人は多いです。
お金がたまれば借金を返済して、足りなくなればまた借金をして…の日々の繰り返しで、
税金を納めるどころの話ではないでしょう。
また、税金を払うために借金でなんとかするという人もいるので、
そういう人はその時はなんとか払えても、結果としていつか首がまわらなくなり、
税金を納めている場合ではなくなってしまいます。
また、借金をしている人の傾向として、借金をしていてもそのストレスから買い物や外食はしたり、
ギャンブルには使ってしまったりとするので、滞納した税金の完済は遠のくばかりです。
5.税金を払う義務はないと思っている
仕事もしていて、特に散財癖もない…という人で、こんな人もいます。
それは、税金を払う必要なないと独自の考えを持っている人です。
どんな理由があるにせよ、法律上納税の義務は誰にでもあるものですが、
こういった考えの人は自分の考えを正しいと思い、断固として税金を払おうとせず、
納付書が届いても無視して捨ててしまったりします。
その結果として滞納者という扱いになるのですが、このような考えを持つ人を説得するのは役所も苦労するようです。
税金を滞納する人の特徴として、それぞれ何かしら事情はあるものです。
しかし、国の制度として、一人の成人が絶対に払えない額を納めよとしているわけでは決してありません。
事情はあれど、基本的に税金というものは払えて当然なものです。
また、それでも払えないという場合は納付時期について役所に相談に行くことも可能です。
税金を滞納してしまうことは、いつもその悩みを抱えていることにもなり、
心の健康にもよくないことですし、避けていきたいものです。