それぞれが自分で選んだ人と夫婦になるのですから、
お互いが相手にとって最大の味方になるのが、本来の夫婦のあり方でしょう。
ところが、世の中には妻の味方になるどころか、敵になってしまう男性が少なからず存在します。
いわゆる「エネ夫」と呼ばれる男性がそれです。
英語のエネミー(敵)が語源のエネ夫にはどんな特徴があるのでしょうか。
1.家事や育児は妻がやるのが当然と思っている
エネ夫は、妻の家事や育児をまったく手伝おうとしません。
それは、家事や育児は妻の仕事と決めつけ、その旧弊な考え方を信じて疑わないからです。
妻が専業主婦ではなく、共働きだったとしても、家庭内の仕事のすべてを妻に押しつけようとするのが、
エネ夫の特徴の一つと言っていいでしょう。
たとえ、専業主婦だったとしても、完全に一人で子育てをするのは大変むずかしいものです。
せめて、休日ぐらいは、夫にも手伝ってもらいたいと思うのは、自然な人間心理と言っていいでしょう。
しかし、エネ夫は自分が休みの時でも、育児を妻に任せきり。
自分は自分の好きな趣味などに興じて過ごすのです。
さらに、妻が風邪などで寝込んでいる時でさえ、「食事はまだ?」などと催促するのが、
エネ夫と呼ばれる男性の特徴ということができるでしょう。
2.マザコン
「エネ夫」と聞いて、多くの人がイメージするのは「マザコン」ではないでしょうか。
そのイメージ通り、エネ夫にはマザコンという特徴があります。
よく言われることですが、ほとんどの男性にはマザコンの傾向があると考えていいでしょう。
その中でも、エネ夫は極度のマザコンの持ち主です。
そして、結婚するまではそんな気配はなかったのに、結婚したとたん、
マザコン全開になるケースが少なくありません。
そこには、「釣った魚にはエサをやらない」という、困った男性心理があると考えていいでしょう。
程度の差こそあれ、嫁と姑の間にはなんらかの衝突や意見の食い違いなどが生じるものです。
その際、エネ夫は100%母親の方を持ちます。
それは、「お母さんは自分に一番近い肉親」であり、「嫁は同居はしているが、しょせんは他人」という意識あるからです。
その結果、母親の味方になり。
嫁の敵になってしまうわけです。
3.嫁姑問題から逃げる
嫁姑の問題から目を背けよう、逃げようとするのも、エネ夫の特徴と言っていいでしょう。
多くの男性は嫁姑問題に関わることを好みませんが、エネ夫はその傾向が特に強いのです。
ですから、妻から姑との間の悩みを聞かされても、基本的に聞く耳を持ちません。
ほとんど、無視します。
妻が繰り返し姑との問題を話すと、最後にはキレて、「姑とうまくつきあっていくのが嫁のつとめ。
そのつとめを果たせないお前が悪い」と決めつけます。
つまり、マザコンではないけれど、最終的には妻の味方になることがないのが、エネ夫です。
4.ほかの奥さんと比較して、妻をけなす
「隣の奥さんは立派だ。
妻としても母親としてもすばらしい。
それに比べてお前はなんてダメなんだ」というように、
妻を他の奥さんと比較してけなすのも、エネ夫の特徴の一つです。
例えば、家事や育児について、妻に至らないところがあると思ったら、
「ここをもう少しこうしてくれないかな」と言うようにアドバイスすればそれでいいでしょう。
わざわざ、他の女性を引き合いに出して、「彼女に比べてお前は」という言い方をする必要はありません。
しかし、エネ夫は妻を精神的により強く責め立てるために、妻のママ友などと比べてけなすのです。
エネ夫の特徴には「マザコン」のほかにも、「どんな状況でも家事や育児を手伝わない」
「嫁姑問題から逃げまくり、最後はキレる」「ママ友などと比較して妻を責め立てる」といったものがあります。
女性の方はパートナーに当てはまる項目はないか、
男性の方はご自分に思い当たる点はないか、チェックしてみてはいかがでしょうか。