育児放棄をする親の特徴3個

最終更新日:2017年3月25日

残念なことに、せっかく子供を授かっても育児に専念することができず、

育児放棄をしてしまう親が後を絶ちませんよね。

そこで今回は、どのような親が育児放棄をしてしまうのか、その特徴を紹介します。

1.できちゃった婚である

「結婚することになった」と言えば「もしかして妊娠?」と当たり前のように聞かれるくらい、

今やできちゃった婚が多いのが現実ですよね。

しかし、できちゃった婚の場合、内心「望まない妊娠だった」という人も少なくありません。

結婚して「そろそろ子どもをつくろうか」ときちんと順番を経て計画的に妊娠したのとは違い、

まだ心の準備ができていないのに妊娠してしまうため、

出産したあとも子供がかわいいと思えず、育児も放棄してしまう傾向にあるでしょう。

また、いくらできちゃった婚でも、「子供が好き」とか「妊娠して嬉しい」と

純粋に妊娠したことを喜び出産を迎える人もたくさんいますが、

最初はそのように喜んでいても、実際に育児をしてみると思っていた以上に大変で育児が嫌になる人もいます。

このようなことが起きる原因として、できちゃった婚をするカップルの年齢が10代~20代前半と若い世代であることや、

きちんと将来を考えられる相手かどうかも見極められないまま結婚するケースも多く、

実際一緒に暮らしてみたのはいいものの、あっという間に夫婦の仲がギクシャクし、

そのせいで子育てにも影響を及ぼしてしまうといったこともあるでしょう。

2.生い立ちが不幸である

育児放棄をしてしまう人は、「自分自身も親からしっかり愛情を受けることができずに育った」といったケースが多いのです。

例えば、「自分の親が片親で、忙しさからいつも放置されて育った」とか

「親からいじめや虐待を受けて育った」など、自分自身が親から愛されなかったために、

いざ自分が親になってもどのようにして子供に愛情を注げば良いのかがわからず、

結局自分も親と同じように子育てを放棄してしまうことも少なくないのです。

一般的な仲のいい親子であれば、親にも育児を協力してもらうこともできるのですが、

このような複雑な親子関係の場合には、親にも相談することができずひとりで抱え込んでしまうことも多く、

余計に気持ちに余裕がなくなり子育てを放棄したくなるのでしょう。

3.男性が協力的でない

夫婦そろって子育てをできることが一番望ましいことではありますが、

実際は「子育ては女性の仕事」といったような風潮があり、

「二人の子供であるはずなのに、ほとんど育児は私がしている」と嘆いている女性も多いのではないでしょうか。

最近は「イクメン」といった言葉が流行り、昔よりは育児に協力する男性も増えてはいるものの、

そのような男性はほんの一握りのようです。

男性は一家の大黒柱として仕事に打ち込んでいるため、「疲れて帰ってきてからの育児は大変」とか

「男は外で働いて金を持ってくるのが仕事だ」といったように、「男は仕事があるのだから子育てはしなくて当然」かのような態度で、

子育てをすべて妻に押しつける男性も少なくありません。

確かに、一日中外で働くのはとても大変なことではありますが、

それと同じように妻も一日中育児に追われているため、

そのように夫に付け放されてしまうことで妻だけが育児の悩みを抱えることになり、

次第に育児ノイローゼにもなりかねないのです。

本当は子供を愛おしいと思っていても、こういった日々のストレスが溜まり、

まるで別人のように子供を愛さなくなり育児放棄してしまう場合もあるでしょう。

このように育児放棄をする人は、心に何かしらの悩みや闇を持っていることが多く、

そのことを一人で抱え込んでいるケースが目立つようです。

子供を育てるということは並大抵のことではなく、決して一人では子供は育てられないと言われているほど大変なものです。

そのため、望まない妊娠をすることのないように気を付けることや、

子供を望むカップルはしっかり子育てについて前もって話し合うことが必要になってくるでしょう。

そうすることで、育児放棄という悲劇を防ぐことにつながるのではないでしょうか。