自己卑下する人の特徴5個

最終更新日:2018年4月15日

みなさんは自分を卑下することが多いですか?ビジネスシーンや、人付き合いなどで自分を卑下して謙遜するのは人間関係を円滑に進めるのに有効ですが、やりすぎると却って不自然になることもありますね。

そんな自己卑下する人の性格や意図にはどんなものがあるのでしょうか?ここでは自己卑下する人の特徴を紹介します。

1.目立ちたくない

自己卑下する人の特徴は、まず大勢の人の中で目立ちたくないという心理があることです。

大勢の人がいる中で目立った能力を発揮したり意見を主張すると、能力がある人、ひとクセある人など良くも悪くも目立ちます。

集団で目立つと、出る杭は打たれるというように、いろいろと対処しなければいけない事態が増えてきます。

それならば、「自分なんかにはわかりません」「自分なんかにはとても務まりません」などと自分を卑下して、目立たないその他大勢に埋没していたほうが後々楽だという心理があります。

2.相手を煽てて利用したいという計算

具体的な相手の前で自己卑下する人の特徴は、謙遜する形で自分を下げて相対的に相手を持ち上げることでいい気にさせて煽てて利用したいという計算をしている可能性があります。

「部長に比べたら自分なんてまだまだです」「さすが、〇〇さん。

細かいことまで気配りが出来て、それにくらべて自分はこんなに気が利かなくて」というように、自分を卑下しつつ相手の能力を相対的に褒めるのは裏を返せば「私はできないのであなたが自分でやってくださいね」というリクエストでもあります。

自分を卑下してのリクエストなら相手も気持ちよく受け入れてしまうので、計算の上で自己卑下する人には注意が必要です。

3.本音のやり取りが面倒くさい

人間関係はなにかと他人と自分を比較しがちで、そうすると嫉妬や競争心、羨望などからいろいろとトラブルが起きたり、トラブルを予防するために気を回す必要があります。

それならはじめから自己卑下して「あなたが全て勝っています。

だからトラブル起こさないでね」と降参してしまったほうが面倒な本音のやり取りをしなくて済むという戦略です。

では、相手の能力や仕事、人間性をお世辞や社交辞令でひたすら持ち上げればいいかというと、それは相手の領域に踏み込むことになり地雷を踏むリスクがあります。

自己卑下して自分の能力、仕事などを自分で貶める分には自由なのでより安全な戦略です。

4.接客業や営業職の職業病

上記の本音を避ける心理と元は共通ですが、接客業や営業職の人はそれが職業病として身についています。

もちろん職種やシチュエーションによってお客さんと対等に交渉する場面もあるかもしれませんが、基本的に「お客様は神様です」「お客さんの要求にはまず従います」「自分のことは二の次です」という行動様式がしっかり身についてしまっている人は職業病で他の場面でも自己卑下しがちな行動パターンになります。

これは、職業上のスタイルが日常にも表れているというよりは、職業上でそのような自己卑下する行動パターンしかしていないために他のコミュニケーション手段に自信がないとも言えます。

5.本当に自分を過小評価している

とはいっても、上記のようにポーズや人間関係の戦略上ではなく本音で自己卑下している人もいます。

相手をとても尊敬するあまり、自分に自信が無いあまりに自己卑下してしまっている人に対しては、周囲の人が「そんなことないよ。

〇〇さんだって立派にやっているよ」と自信を付けさせてあげることも必要です。

いかがでしたか。

自己卑下する人の特徴は人間関係の潤滑油、無用なトラブルを避ける手段として無意識に自己卑下するテクニックを取り入れている例がほとんどだということがわかります。

やりすぎると鼻に付くこともありますが、親しくなればそれもいずれ本音でのやりとりに変わっていくので目くじらを立てすぎないほうがいいでしょう。