仕事をまじめにやる人と、ついついサボってしまいがちな人がいます。
その違いはどこにあるのか。
ここでは、仕事をサボってしまう人に注目して、主に心理面での特徴をご紹介することにしましょう。
1.今の仕事にやりがいを感じていない
もし、今の仕事のことが大好きで、仕事をすることに生きがいを感じているとしたら、仕事をサボるということはしないでしょう。
仕事にやりがいを感じている人は、自ら積極的に仕事をしますから、サボるという発想自体がないのです。
仕事をサボりがちな人は、逆です。
今の仕事にやりがいを感じていないため、モチベーションが上がりません。
仕事に対してやる気が起きないのです。
生活するためにしかたなく仕事をしているというだけなのですから、できるだけ仕事の手を抜こうとしてしまいます。
「クビにならない程度に手を抜いて仕事をしよう」という意識が、仕事をサボるという行為につながると考えていいでしょう。
仕事にやりがいを感じず、給料をもらうことだけが仕事をする目的になっているわけです。
2.向上心がない
仕事に対して向上心を持っていれば、仕事をサボろうという気にはならないものです。
例えば、新卒の新入社員が、入社そうそう仕事をサボるということはほとんどないでしょう。
新入社員は、「とにかく、少しでも早く仕事を覚えたい」という気持ちでいっぱいですから、サボるなどという選択肢はありません。
つまり「早く仕事を覚えたい」というのが、新人の仕事に対する向上心ということになります。
それが、ひととおり仕事を覚え、気持ちに余裕ができると、サボるようになります。
もちろん、仕事に慣れた人がすべてサボるわけではありません。
ひととおり仕事ができるようになっても、「もっと腕を上げたい」「より高度なスキルを身に着けたい」あるいは、
「キャリアアップしたい」という向上心があれば、そのために仕事に専念しますから、仕事をサボることはないのです。
そうした向上心がなく、現状維持で満足しているからこそ、仕事の手を抜いたりサボったりすると考えていいでしょう。
3.責任感がなく、自分に甘い
責任感の欠如というのも、仕事をサボってしまう人に共通する特徴です。
仕事をする人はすべて、ある役割を任されています。
その役割を果たし、成果を上げるのが、労働者の務めということになるでしょう。
「自分に与えられた役割をきっちり果たそう」という気持ちが強い人が、つまり責任感の強い人ということになります。
責任感が強ければ、人が見ていようと見ていまいと、仕事の手を抜きません。
自分に対して厳しい目を持っているため、人の見ていない所でも、役割を完遂しようとします。
仕事をサボってしまう人は、自分に対して厳しい目を向けることはありません。
「役割を完遂しなくてはならない」という意識が希薄なため、人の目がないところでは仕事をサボってしまいます。
そして「仕事をサボる自分」に対して甘い見方をし、自分を許してしまいます。
4.サボっていることがバレていないと思っている
どんなに仕事をサボる人でも、上司や同僚がいる職場内で、堂々とサボり、居眠りをするというようなことはないでしょう。
閑職にある場合でも、いちおう仕事をするふりをしながらサボるというのがふつうなはずです。
パソコンに向かって仕事をしているふりをして、
実は仕事と関係ないサイトなどを見ているというのが、仕事をサボる人のやり方でしょう。
そこには、「自分が仕事をサボっていることは、周りにバレていない」という思い込みがあります。
実は、多くの場合、そのようにして仕事をサボっていることは、周囲にバレているものですが、本人はそう思っていません。
例えば、営業など外回りの仕事で、「誰も見ていないから大丈夫だろう」と思ってサボっても、
上司はそれに感づいているケースが少なくありません。
しかし、本人は「バレていない」と思っているために、くりかえし仕事をサボるのです。
仕事をサボってしまう人の心理的特徴を4点、紹介しました。
あなたの身近にいる「仕事をサボる人」の心理を知るために参考になさってください。
また、「自分もサボりがち」と言う方は、思い当たる項目がないか、チェックしてみてはいかがでしょうか。