まず初めに、中二病とは「思春期の格好つけたい年頃の少年少女にありがちな、空想や自己愛や全能感が生み出す、奇矯で珍妙な言動や嗜好のこと(weblio辞書より引用)」です。
つまり、噛み砕いて言えば、精神的に不安定な一部の思春期にあたる少年少女たち(場合によっては青年たちも含みます)がファンタジックで時にバイオレンスな、
とにかく非現実的な妄想をして、現実逃避をする行為のことです。
妙なノリと独特の言い回し等で格好をつけて(当人たちにその意図がなくとも)世間から少しズレてしまう浮いてしまう人たちの事を指します。
自分の中の世界が、周囲に漏れてしまっている状態の人たちのことですね。
イメージとしては、眼帯ツインテール制服妙な指出し手袋どこかの劇団俳優の様な台詞をそれらしい雰囲気を醸し出しつつ、
周囲にバンバン言っちゃう鎖とかジャラジャラしたものを付けている…というような人たちを想像していただけると、分かりやすいでしょう。
今回は、そんな「中二病」の人達の特徴をご紹介します。
【特徴・方法】
1.本名と別の名前を持っているもしくは名乗っている
これは人によってかなり種類系統が分かれますが、本来の戸籍上の自分の名前とは別の名前(要は自分の中のニックネームですね)を持っているまたは名乗っている人は、中二病である可能性が高いです。
特に、日本人っぽい感じなら、難読漢字を多用している本来とは違う漢字の読み方をあてている、等が特徴になります。
例として挙げるのならば、八染衣咎(やぞのえとがめ)、鬼屋敷希龍(きやしききりゅう)等でしょうか。
カタカナでやたらと長い名前をつけている方も中には存在します。
聖書をモチーフにした名前を名乗る方も一定数いるようで、セラフィム、ケルビム等はそういった界隈ではちらほら見かけます。
中二病の人たちは中世ヨーロッパ系の知識に強いのでしょうか、他にも、ジョセフィーヌやアンリエット二世といったやや壮大な名前を付けている方も多いです。
2.意味の無い絆創膏包帯を身につけている
別に怪我をしているわけでもないのに、何故か絆創膏や包帯を巻いているという人も中二病である可能性が高いです。
大概が何か「強大な力」を封印している事が多いようで、不用意にちょっかいをかけたり、
外そうとしたりすると「悪しき力の封印が解かれてしまう」と大騒ぎされる可能性があるので、あまり追求し過ぎない事をオススメします。
仮にそれっぽい方を見かけた場合はそっと触れないようにしておきましょう。
3.カラーコンタクト
普段、オシャレで付けている人も多いカラーコンタクト。
しかし、赤や紫、青、もしくは左右で違う色を入れていたり、片目だけにコンタクトを入れて、その上それを隠すように眼帯をしているような人は高確率で中二病です。
特に左目に何かしらの力が封印されているパターンが多い気がするのは気のせいでしょうか。
推測ですが、恐らく彼らは有名な漫画「デスノート」に登場する“死神の目”や「NARUTO」の“写輪眼”などに憧れているのでしょう。
一人で楽しむ分には全く問題はないのですが、公共の場であったり、周囲に迷惑をかけてしまう恐れのある場合は、
そういった事はあまりしないように気をつけて下さい、と忠告させていただきたいです。
4.人から見えにくい体のどこかに何かの紋章描いている。
昔に流行ったアニメ「結界師」などをご存知の方は、特に想像していただきやすいでしょう。
手のひらにダイヤのマークを書いて「方印」と言ったり、紙に謎の魔法陣やら漢字の羅列を書いて「これは式神を召喚する神紙だ」と言ったり。
こういう人たちもほぼ確実に中二病です。
より正確にキレイな魔法陣等を書くことにこだわるので、結果的に画力が上がったりします。
5.自分には特別な使命が与えられていると信じてやまない
度が過ぎた正義感などを持ち合わせている人も中二病の可能性が高いです。
ただ、その自己中心的かつ妄想的な考えに囚われ、周囲に迷惑をかけてしまう域に達してしまうと、
それは一種の精神疾患に分類される可能性があるので、しっかりと心療内科精神科に通うこと通わせることをオススメします。
「ただの年頃の遊び」だと軽く決めつけてしまうのは怖いことです、ここはある意味「中二病」でも見落としがちな罠です。
6.傘やペンダントといった日常アイテムを特殊アイテムに変換する
有名なアニメ作品「中二病でも恋がしたい」をご存知の方は想像しやすいでしょう。
折り畳み傘や愛用しているネックレス。
ヘアピン、メガネ、なんでもアリです。
普段日常生活で使用しているものをさりげなく魔法道具の類として脳内変換し使っている人も立派な中二病です。
振り回したりして周囲に迷惑をかけていないのであれば、全然思う存分妄想していただいて結構なのですが、
間違っても箒で誰かを叩いたり傘でシールド張ったりするのはやめましょう。
いかがでしたでしょうか。
「中二病の人の特徴」をご紹介しました。
時間が経つと完全なる黒歴史となりやすい「中二病」。
ピックアップしたこと以外にも、漫画に登場する技名を覚えて自分もそれを出せるのだと妄想したり、
無意味と分かりつつも長い詠唱呪文を覚えたり作ったりするという面白い特徴があります。
他人があまり突っ込んでしまうとややこしく拗れてしまう可能性があるので、
あくまで、そういう人を見かけた時は優しい目でそっとしておくよう、心がけましょう。