説明を聞いてすぐに理解できる先生もいれば、何をいっているかわからない先生もいますよね。
上司や先輩なども同じで、教え方が上手い人、下手な人のどちらも経験したことがある人も多いでしょう。
では、このような教え方の違いは、どのような部分に反映されているのでしょうか。
今回は、教え方が下手な人の特徴を紹介していきます。
1.曖昧な部分が多い
教え方が下手な人の特徴としては、曖昧な部分が多いといえます。
特に使う言葉が曖昧な事が多く「これ」「それ」「あれ」などの言葉を多用します。
「これ」などの言葉は便利ではありますが、はじめて説明を聞く人からすると、わかりにくい言葉です。
普段から親しんだ人だからこそわかるような言葉は、はじめての人からすると呪文になりやすいといえます。
また、同様に曖昧な言葉としては「これくらい」「こんな感じ」などの言葉です。
このような言葉も経験から来る言葉であり、はじめから理解できるとは限りません。
説明が難しいかもしれませんが、目安となる部分を教えてあげるなど、具体的な説明が求められます。
教え方が下手な人の特徴としては曖昧な部分が多く、教えている本人だけが分かる言葉は、相手には伝わらないのです。
2.話が一貫していない
教え方が下手な人の特徴としては、話が一貫していない人だといえます。
主語と述語が対応していないという言葉を聴くと思いますが、この現象が起きている人は要注意です。
教え方が下手な人の話し方によくあるのが、途中で話題が変わっていることです。
話している本人だけが理解しているのですが、聞いている側にはどこで話が変わったのか理解できていないのです。
そのため、Aについての話を聞いていたのに、いつのまにかBの話に変わっているという現象が起きてしまい、この現象のせいで、聞いている側が理解しにくい状況を生んでしまいます。
また、教え方が下手な人に多いのが、言っている内容が変わることです。
さっきは正しいと言ったことが、あとの方で間違いに変わっているなど、内容が変化してしまいます。
このような変化、あるいは言い間違えなどは面倒であり、聞いている側は正しい情報を判断できません。
このように、話が一貫していない人は教えるのが下手であり、聞いている側は混乱してしまいます。
3.相手の反応を見ていない
教え方が下手な人の特徴としては、相手の反応を見ていない人だといえます。
相手の反応は話を理解しているか判断する時に大切であり、表情で理解度が分かる場合もあります。
相手の表情が明るければ理解出来ている、困っているのであれば理解できていないなど、簡単ではありますが、表情からわかることも多いのです。
しかし、教え方が下手な人に多いのは、説明に必死で相手の反応がわからないことです。
説明することに必死になっているので、相手がわからないと思っていても、気づいてあげることが出来ません。
人によっては、質問することを遠慮してしまう場合もあり、わからないサインが見逃されてしまうことになります。
そうすると、わからない物をもったまま話を勧めてしまうので、相手は理解できない状況が生まれてしまいます。
このように、教え方が下手な人は相手の反応を見ておらず、説明に必死になっているのです。
教え方が下手な人の特徴としては、相手に伝わらない話し方をしています。
難しい言葉を多用する、相手が話についてきていないのを見過ごしているなど、自分本位になっている場合が多いといえるでしょう。
教え方の上手下手は、言い換えれば相手に伝わるかどうかです。
自分ではなく相手を優先して話すことが、教え方の基本になります。