しわがれ声、しゃがれ声、ハスキーボイス・・・。
一重に枯れ声言っても色んな表現がありますね。
それを個性と呼ぶか悩みの種になるかはその人それぞれです。
今回はそんな「声が枯れやすい人の特徴」をご紹介します。
1.喫煙者である
私たちが声を出す時は、喉の奥にある声帯を震わせています。
この声帯が乾燥や使いすぎなど条件が重なることで傷ついてしまうことで、枯れた声になります。
喫煙はそれの代表的な例です。
煙草の煙は、声帯や周囲の粘膜にとって大変な刺激となります。
それ喫煙者自身へは勿論、非喫煙者の人が吸う受動喫煙でも同義ではあります。
しかしやはり声枯れにおいては、口で吸いこみ直接的に喉に当たる喫煙者自身が最も影響があると言えます。
コンスタントな喫煙は常に日頃から喉を乾燥させることになり、慢性的な声枯れに繋がるのです。
2.よくお酒を飲む
「お酒を飲んだ次の日に声がガラガラになった」という経験をしたことがある人も多いかと思います。
人の体は、アルコールを摂取するとそれを分解しようと体の中で大量の水分を使い始めます。
その際に喉周りの粘膜は比較的優先的に使用されるので、声帯周りが非常に乾燥します。
そのままの状態で喋ったり喫煙をしたりする結果、炎症を起こしてしまい声が枯れてしまいます。
煙草と同じく、日常的な飲酒は慢性的な声枯れを引き起こします。
また、お酒を飲んだ後にカラオケなど行くと余計に荒れる要因にもなってしまいますので注意していきたいですね。
3.エアコンに頼りがち
夏や冬は、特に夜に眠る際などエアコンを多用する人も多いと思います。
エアコンは温度を変えた風を「部屋に送り出す」ので、必然的に体に風が当たることになり喉を乾燥させます。
中でも冬の暖房は湿度も低くなるので余計に直接喉にダメージを与えます。
また職場で空調が強かったりするのも同じように要因になりますが、
こちらは自分で調整ができない分不可抗力なので辛いですね。
マスク着用・OKそうならのど飴の併用などで自己防衛できればベストですね。
4.大きな声をよく出したり長時間喋りがち
1でも挙げた通り、私たちは声帯を震わせることで声を出しています。
どんなに小さな声だとしてもそれは常に変わりません。
つまり、私たちが声を出している限り声帯には常に疲労が溜まっていっているのです。
それが大きな声であったり、または長時間であったとすると、そのダメージはより深く蓄積されていきます。
声帯が疲れて声が出しづらくなっても更に出さなくてはならない場面だと、
より深く息を当ててその炎症を起こした声帯を震わせようとしてしまいます。
接客業や一部のサービス業など、仕事柄で声を酷使しなくてはならない人は、
合間合間でしっかり水分補給を行うことが大切になってきます。
5.鼻が詰まりやすい
花粉症の時期は勿論、生まれつき鼻が詰まりやすい人は睡眠中の呼吸に要注意です。
鼻が詰まって息ができない、つまり口での呼吸に頼りがちになるからです。
口から吸った息は鼻からとは比べ物にならないほど直接的に声帯周りを乾燥させ、声を枯らします。
ひどいと寝起きに声が出なくなってしまうこともあります。
対処としては鼻腔を広げる商品を使用したり、マスクを付けて入眠するようにするのが簡単で効果的です。
いかがでしたでしょうか。
声帯という器官は人によって作りが違うわけではありませんが、
元々の体格や首の細さ太さなどによってやはり強さに違いが出てきます。
同じ量のお酒を飲んだり同じ大きさの声で仕事をしているのに、
「あの人は大丈夫だけれど自分は枯れる」という場合も当然あります。
自分の喉の強さをしっかり理解した上で、声という個性を大切にしていきましょう。