まず烏合の衆について簡単に説明すると規律、統制がなくただ集まっただけの集団のことで、役立たずな人々の集まりを指す言葉です。
そんな烏合の衆の特徴について説明していきます。
1.信頼関係が構築されていない
烏合の衆の特徴として信頼関係が構築されていないと言うことが出来ます。
グループとして動く為に最も重要なのが根底に信頼関係が築けているかどうかで、ここでいう信頼関係とは楽しく遊ぶことが出来る、一緒にいて面白いといった次元の事ではありません。
大学のサークルや仲間内で気が合う相手とのグループであってもグループ活動をする際にきちんと成果を出すことが出来ない場合は烏合の衆になってしまいます。
特に職場などの場合はリーダーが存在し、グループを引っ張っていくことが出来る存在とそれを支持してサポートする存在いて初めてグループとして機能すると言うことが出来ます。
2.ビジョンが統一されていない
烏合の衆というのは得てしてビジョンが統一されていません。
ビジョンというのは将来のイメージだったり、より分かりやすく言うのなら目的、求める結果を指します。
そしてグループとして意思を統一することが非常に重要でグループ全員が明確なビジョンを持っているからこそそのビジョンの為に努力し邁進することが出来るのです。
ちなみに仕事におけるビジョンの統一というのは最終的にその会社が存在意義として何を達成しようとしているのか?何を目指しているのかということになりますし、またいつまでに何をどのくらい達成すればいいのかといった具体的な数値で表現したモノが戦略と言えます。
そしてこのビジョンと戦略を共有できない人というのは仲間ではないと言えます。
3.役割が決まっていない
烏合の衆の特徴として役割が決まっていない場合が多いと言えます。
中には一応の役割は振られているケースもありますが、その役割をきちんと果たせていない場合はやはり烏合の衆になってしまう確率が高いと言えます。
まず役割分担としてリーダーを決めることが重要ですし、リーダーが決定したら次は1人1人のするべき事を決める必要があります。
そこまで役割分担が出来て初めてチームのメンツが揃ったと言えますし、グループを組織として効果的に機能出来ます。
役割分担がされていない場合は全員でまず手につけないといけない仕事から始めてしまうことになりますし、全員で同じ作業をするのは効率が悪いと言えます。
きちんと役割分担を行えば1人1人が違った仕事を分担して担うことが出来ますし、仕事を並列して処理することが出来るので時間の無駄がなくなります。
それに役割分担をすることで1人1人に仕事に対する責任感が湧くので集中力がアップし生産性が高まります。
4.個人の良さが活かされていない
烏合の衆だと個人の良さを活かすことが出来ません。
グループにおいては役割分担をする際にその人が得意とするジャンルを任せることでその個人の良さを発揮することが出来るのです。
人間誰しも得手不得手が存在し、重要なのが長所を伸ばして短所を補うことです。
つまり適材適所の人材配置がグループにおける最大のメリットということが出来るでしょう。
そして適材適所で仕事をすることで仕事の能率は格段にアップしますし、個人では為し得ない成果を上げることが出来ます。
烏合の衆の特徴としては信頼関係が構築されていないことを挙げることが出来ます。
ここでいう信頼関係とはただ仲がいい、一緒にいて楽しいと言ったモノではなくグループとして成果を出すことが出来るかという点の重点を当てています。
そして烏合の衆が無能な集団となってしまうのがビジョンが統一されていないからです。
また役割分担が出来ていないので個人の良さを活かすことが出来ません。