血圧が低い人のことを低血圧という言い方をしますが、
世の中には低血圧の人も多くいます。
特に女性に多いと言われていますが、
今回は血圧の低い人の特徴やその症状について詳しくご紹介します。
1.朝スッキリと起きることができない
これは一般的にもよく知られていることですが、低血圧の人は朝スッキリ起きるのが苦手です。
起きようと意識はしていても、体のエンジンがかかるのに時間がかかってしまうため、
ダラダラしていると勘違いされてしまうこともあります。
血圧の低い人は、体中に血液が流れる勢いが遅い人ということなので、
朝体が始動するのにも時間がかかってしまうため、すぐに起きて行動をするということが難しいのです。
わざとだるそうにしているわけではなく、体の機能的な問題だということがわかります。
2.頭痛や肩こりの人が多い
めまいやたちくらみが頻繁に起こるこれも低血圧の人の特徴の一つです。
前述したように血液の循環が弱いことから血流が弱いため、いろいろな部分が凝りやすくなってしまいます。
血流が悪くなることで肩凝りの症状がひどくなったり、頻繁に頭痛が起きたりします。
また、立ちくらみや頭痛が頻繁に起こる人は脳貧血の状態であることも考えられます。
脳貧血や立ちくらみを起してしまう原因としては、ストレスが原因で自律神経のバランスが乱れてしまい、
脳の血流が悪くなって症状が起きてしまいます。
ストレスをためないようにすることは難しいことではありますが、自分なりの発散方法を見つけたり、
軽い運動を毎日の日課として取り入れるようにしていくと血流がアップし、
ストレス発散と自律神経を整えることにもつながります。
3.女性に多い
低血圧である人は圧倒的に女性が多いことで知られています。
特に若い女性に多く、39歳以下の女性については5人に1人が低血圧であるという調査結果もあります。
低血圧が女性に多い理由は主に筋肉量、女性ホルモン、心臓の大きさが関係していると言われています。
筋肉量は男性に比べて女性が少ないことはわかると思います。
その中でも特に下半身の筋肉量が女性に低血圧が多い理由と関係していると言われています。
それから女性ホルモンが活発に分泌される若い女性に低血圧の人が多いのは、
女性ホルモンが血管を広げる働きをするからだと言われています。
血管が広がることで血流の勢いが落ちてしまい、結果的に低血圧になってしまうという仕組みです。
心臓の大きさについては、男性より女性のほうが心臓が小さいため、
全身に血液を送り出すポンプ機能や血液の量が少なく、血圧が低くなると考えられます。
このように性差によって血圧が低い人が女性に多いということがわかります。
4.食事量が少ない
小食な人も低血圧になりやすいので注意しましょう。
ダイエットなどで極端に食べる量を減らしている人はもちろん注意が必要ですが、
日頃から大人一人が食べるべき量を食べていないという人も、
栄養が足りないため血流が悪くなり、低血圧になってしまいます。
特に血の原料となる肉類を極端にとらないでいると血が作られないため、
低血圧や貧血の症状が出やすくなってしまいます。
バランスよく、自分が食べるべき食事量をしっかりとると低血圧を防ぐことができます。
低血圧になる人は身体的要因と環境的要因と両方の原因がある以上のように、
低血圧になる人の特徴には様々なものがあることがわかりました。
女性ホルモンや心臓の大きさなど、自分自身ではどうすることもできないという原因の場合は、
低血圧を改善することが難しいです。
しかし血流をアップさせたり、筋肉量や食事量をアップさせることで治せる低血圧の症状もあります。
適度な運動とバランスの良い食事、
それからストレスを上手に発散させる方法を見つけることができると低血圧の症状を改善することができます。