目頭が熱くなるとはどのようなことか

最終更新日:2017年7月27日

心を強く動かされることがあって、思わず泣きそうになること、涙がにじんでくることを、「目頭が熱くなる」と表現します。

人間は時としてそうなることがありますが、では、目頭が熱くなる人にはどんな特徴があるのか、

どんな時に目頭が熱くなるのか見ていくことにしましょう。

1.感動している

目頭が熱くなる人の特徴として、まずあげるべきなのは「感動している」ということでしょう。

目の前で感動的な出来事が起こっていたり、自分自身が感動的な経験をした時、

そのことに心が動かされて思わず涙ぐみそうになるということが、人間にはよくあります。

例えば、オリンピックのテレビ中継を見ていて、自国の選手がすばらしい成績を上げたり、

すばらしいプレイを目の当たりにしり、ドラマティックな試合を見た時などに、感動で目頭が熱くなるというようなケースです。

映画やドラマでも、感動的なシーンを目にすれば、思わず涙がこみ上げるということもあるでしょう。

感動的な小説を読んだ時なども同様です。

そのように、自分以外の人の感動的なシーンを見た時だけではありません。

例えば、長距離恋愛をしているカップルが、久しぶりに再会した時や、待望の第一子がぶじ誕生した時などにも、

その感動のために目頭が熱くなるということがあります。

これは「自分が直接かかわる感動」ということになるでしょう。

2.人に同情している

「かわいそう」という感情を抱いているというのも、目頭が熱くなる人の特徴の一つです。

前項では、映画やドラマの感動的シーンを見て涙ぐむというケースを紹介しましたが、

映画やドラマなどの登場人物がかわいそうな思いをしているシーンを見た時にも、目頭が熱くなることがめずらしくありません。

そこにあるのは、「感動」ではなく「同情」です。

例えば、人と会話をしている時に、その人が経験した、あるいは経験している悲しい話を聞かされたとしましょう。

そんな時に、その人の身の上に同情して、涙ぐんでしまうということがあります。

多くの人が経験するのは、葬儀に参列した時に、遺族の涙を見て同情し、もらい泣きしそうになるというケースでしょう。

人の悲しみや苦しさを、自分の悲しみや苦しさのように感じた時、相手の感情に共感した時に、目頭が熱くなるということがあります。

3.人に感謝している

人から何か親切なことをしてもらうなどして、人に対して感謝の念を抱いた時にも、思わず目頭が熱くなるということがあります。

日常的な小さな親切程度では、そこまで感情が高ぶることは少ないでしょう。

その親切のレベルが日常的なものではなく、「よくぞ自分のためにこんな親切をしてくれた」と思えるレベルの親切を受けた時に、

大きく心動かさることがあります。

多額の借金を抱えて困っている時に人に肩代わりしてもらったり、

病気で寝込んで辛い思いをしている時に献身的な看病を受けたりする場合に、目頭が熱くなるということがあるものです。

あるいは、恋人からサプライズプレゼントしてもらった時にも、同様に涙ぐんでしまうことがあります。

そこには「人に対して心からの感謝の念を抱いている」という心理的特徴があるということができるでしょう。

4.感受性が豊か

例えば、いっしょにオリンピック中継を見ていても、感動的なシーンに目頭が熱くなる人と、そうでない人がいます。

かわいそうな人のエピソードを聞いた時、大きく心動かされる人もいれば、大して心動かされない人もいるでしょう。

つまり、目頭が熱くなる人には、「心を動かされやすい」という特徴があります。

心を動かされるのは、感受性豊かだからにほかなりません。

感受性が豊かであればあるほど、目頭が熱くなりやすいのです。

敏感な神経を持っていて、ものごとに心を動かされやすいというのが、目頭が熱くなる人の心理的特徴の一つです。

目頭が熱くなる人の心理に注目し、どんな特徴があるのか、主なものを4種類紹介しました。

最初の3つの項目は、ケース別の特徴、最後の1つは目頭が熱くなる人のすべてに共通する特徴ということになります。