今、テレビで話題のビッグボスこと新庄剛志監督。
自分の美容整形をネタにするほどユニークで嫌味のない印象の監督です。
メディアもこれでもかと言うくらい注目をしているので、プロ野球に興味がない方でもご存じなのではないでしょうか。
新庄剛志さんが監督になったことで、プロ野球OBの中でも反対意見の方もいる中、なぜ、ビッグボスがメディアの注目を集め、ファンに好かれているのか人気の理由を詳しく解説します。
1.エンターテイナーとしての心構えがハンパない
プロ野球と言っても観客を集め料金をもらう以上「興行」であり、観客を魅了させるのがエンターテイナーとしての役目です。
ビッグボスは、エンターテイナーとしての準備に余念がないです。
というのは、ファンに対してもメディアに対しても喜んでもらう為の言動を取れるからです。
例えば、歴代のプロ野球の監督としては、今まで見たこと無いほどオシャレ過ぎるファッションで、会見やキャンプ地に登場して話題を提供してくれます。
監督発表の会見で、今までの監督会見とは違う華やかな雰囲気で登場したことに不満を持った方がいる以上に、カッコ良さに魅了させたファンは多いのではないでしょうか。
他にも、ファンへの気配りは勿論のこと、沖縄で行われた国頭秋季キャンプの視察で、沖縄まで来てくれた報道陣80人へ「食事と飲み物」を差し入れするなど、人を喜ばせる気配りもあります。
このように、ファンやメディアを魅了させるエンターテイナーとしての資質を兼ね備えて、尚且つ“自分が楽しみながら監督業をする”ところもビッグボスが好まれる理由のひとつです。
2.努力を惜しまない思考を持っている
新庄剛志さんが現役のとき、テレビのインタビューを受けている姿を見て、私は驚いたことがありました。
それは、まるでサイボーグを思わせるような、こんもりと丸く盛り上がった肩の筋肉の大きさです。
インタビューを行う人も、思わず「スゴイ筋肉ですね」と言うと、新庄剛志さんは「プロ野球選手の中で自分が一番(トレーニングを)やっているんじゃないかと思うくらいトレーニングをやっていますよ」と話していました。
つまり、努力は裏切らないことを知っているので、誰よりも努力を惜しまない人です。
ビッグボスは、努力をすることで「どんな効果が自分に跳ね返ってくるか」を理解している人なので、そこは選手にも苦言を呈するでしょう。
例えば、ある選手の脇腹をつまみ「ちょっと瘦せない?」と、アドバイスをしています。
これは野球の走攻守でパフォーマンスを発揮するには、体を絞れていた方が動きのキレが良くなることを知っているからのアドバイスです。
「プロの選手だから努力する」と言う義務感よりも、努力をした後に起こる「プラスの変化」を自ら選ばないのは「もったいない」という努力を楽しむ人の発想です。
だから新庄剛志監督は、常に輝いていられるのではないでしょうか。
チームの為に頑張るという発想よりも、一個人として自分を成長させることが、結果的にチームの為にもなります。
3.並外れたポジティブ思考
新庄剛志監督は、与えられた環境を楽しみながら行なえる思考を持っています。
というのは、ビックボスは物事を超前向きに捉えるタイプなのか、日本球団にいた時もメジャーへ行ってからでも「1人寂しく」というシーンを目にすることが無いくらい、外国人が相手でも爆笑しながらコミュニケーションを取っていたのです。
しかも驚いたことに、なんと。
英語が喋れなかったそうです。
身振り手振りだけで、親友と爆笑しているようなコミュニケーションが取れるのは、超ポジティブ思考と言えます。
それ以外にも、今回の監督選出は「歴代のプロ野球監督選出に比べると」レアなケースだったような気がしました。
今までだと、コーチ経験から助監督経験を積んで自信をつけてから監督になるケースが多いです。
しかし、監督経験もない新庄剛志さんは球団からのオファーを「一秒」で即決したのです。
誰もが不安を感じて、とりあえず「少し考えさせて下さい」となりそうですが、新庄剛志さんのポジティブ思考は「チャンス到来」だったのです。
失敗の恐怖よりも「経験値を高められる」という発想は、誰もが見習いたい部分です。
だから、抜群の行動力を発揮できるのですね。
要するに、どうなるか分からない未来の結果に恐怖を感じて尻込みするのではなく、何事もチャレンジした方が自分の進化を期待できるからです。
まとめ
世の中には、まだまだ「勝敗だけに」こだわる人も多いですが、新庄剛志さんが監督に就任したことで、プロ野球というエンターテイメントを更に盛り上げるのではないでしょうか。
プロとしての「エンターテイメント性」と「行動力」を併せ持った、今までにないタイプのチームリーダーが誕生したことで、野球界が良い方向へ進化する兆しを感じます。
今までプロ野球に興味がなかった人達にも「新庄劇場なら見てみたい」と思わせる存在です。