気遣いとは、相手のことを思い、気をつかうということです。
気遣いが出来ないと、周りから気遣いができない、無神経な人だというレッテルが貼られてしまいます。
気遣いが出来る人と出来ない人とでは大違いで、その場の空気や人との関係が大きく変わっていきます。
気遣いが出来な人は、悪く言えば「マイペース」「自己中」という意味なので、周りから疎遠されてしまうこともあるでしょう。
今回は、気遣いが出来ない人の特徴を紹介します。
1.相手の気持ちを理解出来ない
気遣いが出来ない人は、相手の目線になって考えることができない人です。
相手が何を考えているのか、どうすれば喜んでくれるのか、また、相手がどんな人なのか気にしていません。
相手のことをきちんと理解していないので、どんな会話をして良いのか、してあげればいいのかわからないのです。
「こんなことを言ったら嫌がるだろうな」「こんな行動したらどう思われるのかな」など、相手の気持ちを考えないのが原因です。
この人と人間関係を良くしたい、仲良くなりたいと思うことで、気遣いしようという発想が生まれていきます。
2.空気が読めない
空気が読めないということは、今どういう状況になっているのかきちんと把握できないということです。
明るい雰囲気なのか、暗い雰囲気なのか、相手に話しかけていいのかなどです。
空気が読めない人は、自分本位の考え方で行動してしまうため、余計な発言をしたり、相手が嫌がるようなことをしてしまう可能性が高いのです。
空気が読めるようになると、相手が何を考えているのか、何をして欲しいのかが自然とわかるようになっていきます。
空気が読めない人は、気遣いをしたくても、なかなか上手くいかないことが多いでしょう。
3.心の余裕がない
イライラしていたり、落ち込んでいたり、不幸なことで悩みを抱えていたり、心の余裕がない人。
そういう人は自分自身のことで精一杯なので、他人を気遣う余裕がなく、相手の気持ちを察することができません。
また、対人コミュニケーションが苦手な人も「上手く話せるかどうか」「嫌われないか」ということに意識が向いてしまうため、周りを見る余裕がなくなり、気遣いすることに意識が回っていないことがあります。
自分が満たされていないと、他人のことに構っている場合ではないと思い、相手に対する気遣いが疎かになってしまいます。
4.感受性が弱い
感受性が強い人は、人よりも色々なことに気づきます。
他の人よりも大きく喜び、悲しいことに傷つきやすい心の持ち主です。
なので、自分が嬉しいことは、相手も嬉しいだろう、自分が悲しい思いをした言葉は、相手も悲しむだろうと、相手の気持ちを理解することができます。
感受性が低いと、映画や漫画などで、みんなが泣くようなシーンでも一人だけ引いてしまうこともあります。
芸術や音楽、花や美しい景色等を見ても、何も感じないのです。
そうすると、人間関係の微妙なやり取り、他人の感情に対して鈍感なので「自己中」や「空気が読めない」人になりやすくなり、困った人を見てもスルーしてしまいます。
5.傲慢
傲慢とは、相手への思いやりがなく、見下した態度をとってしまう人です。
気遣いとは、謙虚な姿勢がカギを握っています。
相手に対して「ありがとう」の感謝の言葉、人にものを頼むときの「お願いします」というのは、謙虚さが無ければいけません。
人に感謝する時やお願いする時は、態度が重要ですが、傲慢な人は、感謝しなかったり、お願いする時の態度が、お願いする人の態度ではなく上から目線です。
つっけんどんで当たり前のように「あれやって」と言われると、頼まれた方は気分が良くありません。
気遣いには、傲慢ではなく、謙虚な姿勢が大事です。
6.思ったことをすぐに口に出す
気遣いとは、相手が何を考えているか、どう思っているのかというのが大事なのですが、思ったことを素直に口に出してしまう人は、相手が自分の言葉を聞いてどう思うかというのよりも先に言葉を発してしまっている可能性があります。
それにより、深く傷ついたり、不快な思いをしてしまう人が出てきてしまいます。
思ったことをすぐに口に出してしまう人は、自分のことを正しいと思っている所があるため、深く考えずに発言してしまいます。
自分の気持ちを優先しているので、自分の言った言葉で相手がどう感じるか気遣う気持ちがありません。
気遣いできる人は、特に対人関係において本領発揮し、仕事上でもその特性は高く評価されます。
気遣いが出来る人がいれば、争うことも少なくなり、空気が和むのです。
しかし、気遣いすぎるのも考えものです。
気遣いの押し売りをしてしまうと、相手もそれに返さなきゃいけないと思い、力んでしまい、気苦労してしまうでしょう。
さりげない気遣いを意識することで、お互いが自然体で接することが出来るようになります。