外出先で1人で遊んでいる子供を見ると迷子なのかと心配してしまいますね。
迷子になりやすい子供の特徴についてご紹介します。
1.人見知りする事無く1人でも楽しめる
見ず知らずの人や普段接する機会の少ない人を見ると、
親の影に隠れて動かなくなってしまうような「人見知りの性格の子供」というのは、
親の姿が見えなくなると途端に泣き出してしまったり親を探してさまよったりするものです。
反対に、人見知りする事のない子供というのは自分1人でも不安な気持ちになることがありませんから、
自分が今どんな状況にあってどこにいるのかということを気にする事無く自分の興味のあることに集中する傾向にあります。
物事に集中するのは良い事ですが、例えば目の前に子猫がいたとして、
その猫を追いかけてどこまでも歩いて行ってしまうような場合、迷子になるのはとても簡単な事だと言えるでしょう。
1人で猫を追いかけている時間はとても楽しくて、いつもなら行かないような知らない場所であったとしても、
それに気付くまで時間がかかってしまい、気がついた頃には立派な迷子になっているというわけですね。
2.親が近くにいると思って安心しきっている
1人で外出するにはまだ不安があるという年齢の子供の場合、親と手をつないで行動するというのが普通です。
それでも子ども自身は興味のあるものや自分の知らないものなどに関心を示すものですから、
親が「ちょっとここで待っててね」なんてほんの少しの間手を離して子供から目を離そうものなら、
ここぞとばかりに自分の行きたい方向へ走り出してしまうでしょう。
ついさっきまで親が近くにいてくれたわけですし、
いつも目の届く範囲に親がいるといった安心感がありますから子供としては、
「少しくらい遠くに行っても大丈夫だろう」という憶測のもとで行動しているはずです。
それなのに、親はというとちょっと目を離した隙に子供の姿が見えなくなってしまったことでパニック状態になってしまって、
子供が駆けて行った方向とは反対の方向を一生懸命に探しているかも知れません。
子供としては、親が自分を見つけるまでの間は不安で仕方が無いでしょうが、
必ず近くにいるといった気持ちがありますからそれ以上遠くへ移動しようとする事はないでしょう。
3.好奇心旺盛で物怖じしない性格
大人と比べて知らない事がまだまだ沢山ある子供というのは、好奇心旺盛で何に対しても興味を持ってしまいますよね。
物怖じしない性格の子供であれば、知らない世界に行けば行くほど新しい出会いがあるわけですから、
あえてそのような場所を新規開拓しようと自ら進んで行動しているようなところがあります。
親もその事を十分に分かっているつもりですが、
日常的に行動範囲が広い子供である為にある程度好き勝手に行動していても、
神経質になってそこまで心配しない、といった結果に落ち着いてしまいます。
いつも通り少し遠くに遊びに行っているだけと思っていたのに、どんなに探しても見当たらない、
これは普段とはちょっと違うかも、と思った時には立派な迷子になっているというわけですね。
しかしながら、子ども自身は「迷子」という立場になったことに対しても興味を持っている可能性があり、
その後も度々同じような事を繰り返してしまうかもしれません。
迷子に慣れるとかなり厄介
買い物に行った先で「迷子のお知らせを致します、○○君のお母さん、
総合案内所で○○君がお待ちです」なんていうような、おかしな放送をたまに聞くことがありますね。
この場合、○○君は完璧に迷子常習犯であるという事が出来ます。
普通迷子になってしまったら、不安で泣いてしまったり、緊張で硬直状態になってしまうことが多いものですが、
迷子常習犯は厄介な事に迷子というものに慣れきってしまい、
親から離れてしまった事や迷子になってしまったことに対して何の罪の意識も感じません。
そうなると親は毎回おかしな放送で子供に呼び出しをされてしまうわけですから、
一刻も早く「好き勝手に行動しない」ということをしっかりと子供に教え込む必要が出てくるというわけです。