人を食う態度を取る人の心理や特徴とは

最終更新日:2017年7月27日

相手が年上だろうと年下だろうと、敬ったり気を遣ったりすること無く、

人を食うような態度を取ってしまう人の特徴についてご紹介します。

1.自分の事が一番大切で周りの人の事はなんとも思っていない

悪い事をした時にしっかりと叱ることが出来ない親の元で育てられた子供というのは、

将来大人になってからも悪い事と良い事の区別が自分でつけられず自由気まま、わがままし放題に成長してしまう事があります。

自分と他人との距離感や接し方というものが十分に備わっていないので基本的には自分がこの世で一番大切で、

周りにいる他の人たちの事はなんとも思っていないというのが本心でしょう。

しかも、そういった考え方が悪い事だとか非常識な事だとかいうこともわかっていませんから、

周りの人のことを大切に扱う事が出来なくても全く気にならないのです。

その人のことが嫌いだから人を食うような態度を取るというわけではなく、

自分の事が好き過ぎるから周りの人のことなんてどうでも良く思えてしまうタイプです。

この世の中で自分1人では決して生きてはいけないのに、

そういった事を全く想像すら下事がない人ですから自分以外の人間に対して興味を持っていないというのが本当のところでしょう。

困った事があった時も、他人が助けてくれるのは当然と考えているようなタイプです。

周りの人が親切心で行っていることに対しても感謝の気持ちを抱くことは少なく、

将来孤独に独り身で過ごしているのが目に浮かぶようなタイプと言えるでしょう。

2.過去にひどい扱いをされた事があり他人を信用できない

人間にペットとして飼われていた時に飼い主からひどい扱いを受けて育った犬というのは、

その後野良犬になってしまった時に、決して人間を最初から受け入れることはないそうですね。

ひどい扱いをされた事が心にも体にも記憶として残っていて、

そういった事を行う人間の事を信用する事が出来なくなっているからです。

けれども犬はどんなに人間にひどい行いをされた過去があったとしても、

目の前の人間がそれを払拭するくらい自分を大切に扱ってくれたなら、再び人間を信頼して、身を任せることが出来るのです。

しかしながら、これが人間対人間の関係であったならどうでしょう。

お互いに言葉も通じ意思疎通もはかれる人間同士でありながら、信じていたのに裏切られたり、

想像を絶するひどい態度を取られた過去があった場合その記憶というものはそう簡単に消えるものではありません。

「目の前にいる人間を信頼したら、過去に自分が受けた裏切りや、

絶望と同じ思いを再び味わうかも知れない」といった考えを持っている人は、

他人に対して人を食う態度で接する事で自分を守っているのだという事が出来るでしょう。

3.周りの人の価値を下げる事で自分を上に見せたい欲求が高い

人並みはずれた能力及び才能や強力な運に恵まれている人でなければ、

簡単に人の上に立つという事は難しくそうなる為には人並み以上の努力をして、

結果を残すこと以外に方法はないと考えるのが普通ですよね。

しかしながら、ごくまれに自分の価値はそのままに他人の価値を下げる事で、

自分の価値があたかも上がったかのように錯覚させるテクニックを持った人がいるのです。

そういった人は他人に対して「人を食う態度」を取っている事が多く、相手がいかに優れた人物であったとしてもお構いなしで、

相手を敬ったり気を遣ったりする事はありません。

大切なのはそういった人たちをいかに自分の踏み台に出来るかという事ですから他人から見てどんなに冷血だと思われても、

そんな事は気にしないのです。

結果として周りにいる人たちよりも自分の方が価値が上だと思わせれば良いわけですから、

人を食う態度で多くの批判を浴びたところで「私を批判するような人間に私の価値はわからない」と思うだけで、

自分が逆効果な行動を取っている事など微塵も感づかない残念な人だと言えるでしょう。

悪い態度は悪い結果しかもたらさない

人を食う態度を取る人というのは、相当のお金を持っていて人をアゴで使うことが出来る立場の人間か、

よっぽど他人から嫌われても全く支障が無いと考えるような思慮の薄い人であると言わざるを得ません。

他人に対して悪い態度しか取れないような人というのは、

回りまわって他人からそのような態度を取られるかもしれないという想像すら出来ない人であると言えますから、

どんなに後悔してみても後に悪い結果しかもたらさない人であると言う事が出来るでしょう。