酒乱とはその名の通りお酒を飲んで暴れたり、暴言を吐いたりする人の事を言います。
酒を飲んで乱れるので、夜の居酒屋などで実際にお酒を飲まないとその人が酒乱かどうか判断することはできませんが、実は、酒乱の人には様々な特徴があります。
今回は酒乱の人の特徴についてご紹介します。
【特徴・方法】
1.ストレスを溜め込む人
酒乱の人はストレスが溜まっていることが多いです。
普段の生活や仕事でのストレス、そのたまったストレスのはけ口がお酒ということになります。
ストレスをエサにお酒を飲んでいるので、飲む量も多くなりますし、飲んだ後の自制も効かなくなり、お酒を飲んで乱れてしまいます。
ストレスは酒乱と関係がとても深いと言えます。
2.普段おとなしい人
普段物静かでおとなしい人は、心にこもってる言いたいことや行動したいことを抑制している可能性が高いと言えます。
そうすると、素直に言いたいことを話す人と比べてストレスをため込みやすくなります。
また、お酒を飲むことで普段のおとなしい性格から気が大きくなって、周りの人に普段思っていることを言ったり、言いたいことを言えるようにするため、どんどん酒を飲む人がいます。
3.セクハラ行為をする
お酒を飲むことでやけに下ネタ発言をしたり、ボディタッチを頻繁に行う人も酒乱の特徴です。
普段から女性の事をよく観察していたり、妄想していたりする人は、お酒を飲むことで抑制が効かなくなり、女性に対して、または女性が男性に対してセクハラ行為などを積極的に行うようになります。
キスをしまくったり、ベタベタと体をくっつけたりすることも、酒乱の特徴の一つです。
4.自制が効かない
酒乱の人は自制が効かない意志の弱い人が多いです。
お酒を飲みすぎることが酒乱の一番の原因ですが、自制が効かない人はどんどんお酒を飲み続け、やがて理性が効かなくなるまでお酒を飲んでしまいます。
周りの人からも酒癖の悪さを注意され、自分でもお酒を控えなきゃいけないと心の中では思っていても、自制が効かない人は普段のストレスのはけ口もなかなか見つけられずに、飲み続けてしまいます。
お酒を飲んでいれば嫌な気持ちから解放される、そんな現実逃避的な考え方も酒乱には関係しています。
5.お酒以外に楽しいと思えるものがない
趣味や娯楽が充実している人は、ストレスを自然に消化することが出来ますが、熱中するような趣味がない人は、ストレスをため込みやすいし、お酒を飲むことが楽しみになってきます。
そうするとお酒を飲む頻度も増えていきますし、ストレスの発散方法がお酒を飲むことなので、どんどん飲み続けてしまい、酒乱に発展してしまいます。
そもそもストレスの発散方法が何もないのが根本的な原因です。
6.暴言や暴力をふるう
酒乱の症状でも最もタチが悪いのがこれです。
酔う事で暴力的になったり、相手を傷つけるような暴言を吐くようになります。
周りが止めようとすると、油に火を注いだようにヒートアップしていくのも特徴のひとつです。
居酒屋などでは他人に迷惑をかけ、家で飲むときは家族が暴言や暴力の対象になってしまいます。
また、一度外にでれば、道を歩いている人に絡んだり、物を壊したりすることもあり、警察に厄介になることも多いのです。
7.次の日になると忘れている
酒乱の人は、次の日になると何もなかったかのように過ごしています。
それもそのはず、自分が酒乱であることや周りに迷惑をかけている自覚がないのです。
お酒の事で自分がどんな発言をし、どんな暴力を振るったかは全く覚えておらず、まるで自分とは関係ない、酒乱を他人事のように思っているのです。
どうやって家に帰って来たかも覚えていませんし、家族に対しても「何か悪いことしたっけ?」とケロッとしています。
8.説教をしだす
酔わないときは何も注意しないのに、酔っぱらったときに説教するのも酒乱の人の特徴です。
その場では何も言わないのに、酔っぱらう事で日頃思っていることを存分に語りだします。
説教をするという事は相手に注意をすることです。
シラフの時は誰かに対して言いたいことがあっても「言わなくてもいいな、言わない方がいいな」というふうに感情にブレーキをかけることが出来ますが、酔っぱらってしまうと抑制が効かずに思っていることをすべて吐き出してしまいます。
9.人の秘密をしゃべりたがる
普段はこういうことを言ったら相手が傷つくだろうな、かわいそうだなと考えることが出来ますが、酒乱の人はそれが出来ず、相手の秘密を話のタネにしたり、重大な秘密を暴露したらみんなはどんな反応をするだろうかという事を楽しむようになり、どんどん悪ノリしていきます。
酒乱のタチが悪いところは、本人に自覚がないことです。
周りの人に迷惑をかけているのに、本人はまるで他人事のような態度をとります。
基本的にはストレスが原因で酒癖が悪くなるので、なるべくストレスをためさせないようにすることが大切です。