皆さんは「猫なで声」というのをご存知でしょうか?猫なで声とは、
猫がなでられたときに出すような甘ったるい声、機嫌を取るための優しく媚びる声という意味があります。
猫をなでた時に可愛く「ニャー」と鳴かれたら、思わず何でも許してしまうような気持ちになってしまいますよね。
今回は人間が猫なで声を使うとき、そこにどんな心理が働いているのか、皆さんにご説明します。
1.好かれたい
もともと、猫なで声は優しく媚びる声という使われ方をしています。
普通に話せば済むのに、わざわざ猫なで声を使ってくるのは、可愛いと思われたい、好きになって貰いたいという心理が働いています。
猫をなでた時に出す声はとても可愛いですよね。
あれを真似することで、自分も猫のように可愛いと思ってもらえるという気持ちになっているのです。
ただ、猫なで声を使ってくるからと言って、使っている人がその人の事を好きだと思っているかは別の問題です。
上司や目上の人に対して使う場合は、単なるご機嫌取りの使い方で、好かれておけばこの先メリットが待っているという心理が働いています。
なので、その気にさせられないように注意しましょう。
2.許してもらいたい
何か後ろめたさを感じていて、猫なで声を使う人がいます。
怒っている人に対して猫なで声を使い、ご機嫌をとったり、許してもらおうとします。
ケンカしていたり、ミスを犯したときに、猫のように可愛い声で迫られたら、相手も何となく怒りのボルテージが下がっていきます。
猫のように甘ったるい声を出して、可愛さを全面的に出すことで、相手は戦意をまったく感じられず、つい許してしまう気持ちになっていくのです。
3.お願いしたいことがある
例えばちょっと欲しいものがあって、猫なで声を使う人がいます。
ブランド物のバッグが欲しい、どこか旅行に行きたいなど、普通のトーンで話すと断られそうなことでも、猫なで声を使えば、やってくれるかもしれないと、媚を売る感じで使います。
思いっきり可愛らしさをアピールして、断れない雰囲気を醸し出します。
こういうタイプの人は、自分の事を可愛いと思っている腹黒い女性の可能性もあります。
「可愛いくぶりっこすれば、何でもしてもらえる」「甘えてる私、可愛い」と思っているかもしれません。
4.気持ちの高ぶり
好きな人を前にすると、好かれようとして声が高くなる傾向があります。
猫なで声も同じように、感情が高ぶることで、甘えたような声を発してしまいます。
好きな人が目の前にいると、嬉しくなって、猫なで声になることがあります。
抑えらない感情が湧いてきて、止めることが出来ないのです。
もう、好きすぎて、わけもわからず頭の中もパニックになっていることでしょう。
5.甘えたい
猫が猫なで声を出すときは、ご主人様に甘えたい気持ちがあります。
それと同じで、人間が猫なで声を使う時も、相手に甘えたいという心理が働きます。
猫のようにすりすりと近寄りながら、甘い声を出す。
これはわかりやすいので、簡単に見分けられるでしょう。
大抵は好きな人に猫なで声を使い、甘えてくるので、相手もつい可愛いと思って、満足するはずです。
ただし、猫なで声は、色々な意味で使われるので、一歩間違うと、どんどん相手のペースにはまっていってしまいます。
6.怖い時に使う
猫なで声は、相手にごまをするという意味があります。
相手の機嫌をとることで、自分に降りかかる恐怖を抑える働きがあります。
また、猫なで声は相手にすり寄るという使い方もあります。
猫なで声を使い、自分は仲間ですよとアピールすることで、相手の機嫌を損なわないようにしています。
このように、相手が強い立場である場合、猫なで声を使って自分を守ろうとする意味が込められています。
7.相手を探っている
相手が何を考えているのかわからないときに猫なで声を使い、相手の顔色をうかがいます。
こうすることで相手の心の動きを探り、どういう人物か探ろうとします。
相手が「怖い人間」か「優しい人間」かなど、自分は相手に警戒心を抱いているので、猫なで声を使い、様子をうかがいます。
まともにぶつかろうとすると、痛い目に合うこともあるので、猫なで声を使い、下手に出て、相手を探り、物事をスムーズに進めるようにします。
8.気を引きたい
普通の声だと、相手が全然かまってくれないときに、猫のように甘えた声を出せば、注意を引くことが出来ます。
私の事をちゃんと見てほしいという意味で使われます。
こういうタイプは、自分の事を猫のように可愛いと思っています。
いかがでしたでしょうか。
猫なで声はもともと媚を売るという意味なので、人間が使う場合も好かれようとしたり、許してもらうときに使ったりと、同じような使い方をするようですね。
男性も女性に猫なで声をされたら、思わず可愛いと思ってしまいます。
しかし、それが分かっていて使ってくる腹黒い女性もいるので、注意しなければいけないでしょう。