不安で眠れない人は、何かしらの原因を抱えているケースがほとんどで、心理的な特徴によって状態に差が出てきます。
そこで、不安で眠れない人の心理的特徴には何があるか、共通点の多い部分を紹介します。
1.過去のトラウマ
不安で眠れない人は、過去にトラウマになる程の体験をしているケースが多く、そのトラウマが心理に影響を与えてしまい不安な気持ちが強くなります。
普通の人が何も感じない事でも、過去にトラウマがあるとあっさり流すことができず、不安として抱えてしまいドンドン不安が大きくなります。
この場合、原因が眠れない理由ではなく、過去のトラウマが心理に影響を与え、自分で眠れない状態に追い込むケースがほとんどです。
過去のトラウマは、長い期間心に残ってしまい心理的な部分に強い影響を与えるため、人によっては一生残る場合もあります。
ただ、専門医師やカウンセラーに対処してもらうと、良い方向に進み不安で眠れないという心理を解消できます。
全て解決するとは限りませんが、過去のトラウマによって不安で眠れない人は早目に専門家に相談することが大切です。
2.心配性
心配性の人の心理は、過剰に不安を感じる傾向のため、小さな心配でも眠れない位の心理状態になる場合があります。
心配性の人には幾つかのタイプがあり、全てに心配性なタイプや限られた事のみ心配性に分かれます。
例えば、自分の子供だけに対しては極度の心配性になり、眠れない心理状態になる場合があります。
心配する対象は夫婦間でもあり得るので、旦那が心配で仕方ない場合や、奥さんが心配で仕方がないなど特定の人や事に心配性になるタイプが複数います。
全てに心配性という人は、不安で眠れない人の中でも少ないタイプで、大抵の場合は特定の事に限り心配性的心理になることがほとんどです。
全てに心配性という人より、特定の事に心配性の方が不安を感じると強い不安になりやすいため、不安で眠れない状態が酷くなりがちです。
3.孤独感からくる心理
孤独感は不安を抱く大きな原因の一つで、孤独な心理だと不安で眠れない状態になりやすくなります。
孤独感は実際孤独とは限らず、人には打ち明けられない事も孤独を感じる場合があります。
例えば、家族には話すことができない秘密があり、それを一人で悩むと孤独感が強くなり不安で眠れない状態になります。
また、本当に孤独な場合も孤独感が強い心理状態になり、不安で眠れない人になりがちです。
本当に孤独な人が不安で眠れない場合は、高齢の方に多く老後の孤独に対する不安が原因と考えられます。
若い世代の孤独は、両親がいるので天涯孤独という環境は少なくて、秘密を一人で抱え孤独感が強くなるケースがほとんどです。
4.マイナス思考心理
マイナス思考の場合は、何事に対しても悪く考えてしまい不安が常に付きまといます。
マイナス思考の心理は、マイナスプラシーボ効果を生み出してしまい、不安で眠れない環境を作り出しやすく不眠に陥りがちです。
小さな事でもマイナスに考えると、普通の人では考えられない位の不安を感じるため、抱える負担は大きくなります。
マイナス思考よりプラス思考の方が良いと分かっていても、中々変えられないのが現実のため不安で眠れない人は多くいます。
マイナス思考の人が改善したい場合は、プラス思考の人と一緒にいることがベストで、マイナス思考同士が一緒にいるのは避けたい状態です。
不安で眠れないと睡眠不足になり、ストレスが増幅して余計不安が強くなります。
また、睡眠不足は自律神経を乱す原因で、リラックスさせる分泌物質に問題を与える可能性もあります。
不安で眠れない状態は悪循環を引き起こすため、早めに心理的特徴から自分の状態を把握して対処することが大切です。